インターネットの掲示板やブログに他人を中傷する内容などを書き込む「ネットいじめ」についてのシンポジウム「ネットいじめを考える インターネットに潜む影」が21日、大津市におの浜のピアザ淡海で開かれた。教育関係者や法曹関係者ら約80人が参加し、専門家の講演やパネルディスカッションに熱心に耳を傾けていた。 5月3日の憲法記念日を前に、人権や表現の自由などについて考えてもらおうと、滋賀弁護士会が毎年テーマを変えて企画している。パソコンや携帯電話など情報機器が普及して子供がインターネットに関わりやすくなっていることから、今年はネットにおけるいじめを取り上げた。 シンポジウムでは、原清治・佛教大教授(51)がネットいじめの現状について講演。原教授は「(学校などで)仲のよさそうに見えるグループでも、インターネットの世界での付き合いがきっかけでいじめが始まったり、悪口を言われていたりすることがある」と指摘。「ネットいじめは外部から認識しづらい」と強調した。 ネットいじめへの対応策などをテーマにしたパネルディスカッションもあり、彦根市立東中学校の加藤三男教頭(48)が「学校現場では子供の生の人間関係を育てることが必要。ネットのサービスに制限を加えるなど社会全体の努力も大切だ」と提案した。 また、京都弁護士会の小川顕彰弁護士(35)は「匿名の書き込みでも、捜査や法的処置をとれば特定可能だということを知らせることが予防に効果的」と語り、原教授は「子供の法教育を徹底し、悪いことをしたらどのような結果になるかをきちんと教える必要がある」と述べた。
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