経済連携協定(EPA)に基づき来日し、京都市山科区の洛和会音羽病院で看護助手として働いていたフィリピン人とインドネシア人の女性2人がこのほど、日本の看護師国家試験に合格した。京滋では初めて。看護師として引き続き勤務する2人は「不安はあるけど、笑顔で頑張りたい」と話している。 フィリピン人のエルヴィラ・ブクレド・シバヤンさん(33)と、インドネシア人のフェブタ・エカ・プルタンティさん(30)。3月下旬に合格発表があった。今回、EPAに基づく外国人受験者は47人で、合格は16人。2009年以降、延べ1149人の受験者に対して合格者計66人という難関を突破した。 ■「やさしくお話したい」 エルヴィラさんは09年10月から、フェブタさんは10年1月から同病院で看護師の助手をしながら、勉強を重ねた。眠気をこらえてパソコンに向かったり、間違えやすいことを小さなノートに書き留めて持ち歩いた。病院が勉強時間や講師を確保してくれたこともあってあきらめず、それぞれ2度目と3度目の挑戦で夢をかなえた。 2人とも母国で看護師をしていたが、日本では入浴の習慣に驚いたり、事前の研修で習った日本語と関西弁の違いに戸惑った。わざとゆっくりと会話をしてくれる患者にも助けられた。しんどいときでも、病棟では笑顔を絶やさないよう心がけていたという。 これからは助手ではなく看護師として仕事を再出発する。エルヴィラさんは「日本の進んだ看護技術を学びたい」、フェブタさんは「やさしく安全なお世話をしたい」と、これまで以上に張り切っている。
この記事の著作権は、下記の引用元に帰属します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000004-kyt-l26