ちょっと驚きました。

 京都府内にわずかしか残っていない、活版印刷技術を持つ京都市左京区の印刷会社が、今月中旬で廃業する。オフセット印刷やパソコンの普及で注文が激減したためという。独特の風合いが、伝統芸能の会の番組の印刷などで重宝されてきたため、惜しむ声が多く「貴重な技術を紹介したい」と若手デザイナーたちが8日に催しを行う。  この会社は加藤第一印刷。活字で組んだ版を使う活版印刷は、インキを直接乗せて紙に印刷するため、色鮮やかで紙にへこみができるのが特徴。府印刷業組合153社のうち、活版技術を持つのは数社という。  加藤博社長(85)は、戦後に父親から引き継ぎ、60年以上活版を続けてきた。だが、オフセット印刷が主流になり、家庭でのパソコン印刷が普及した影響でこの10年、急激に仕事が減ったという。「手間暇かけて美しく仕上げる活版に誇りを持ってきたが限界」と声を落とす。今月15日で廃業し、長年使ってきたドイツ製の活版印刷機も処分する。  伝統芸能の案内状や寺社のお札、芸舞妓のうちわなども印刷してきた。廃業を惜しむ声は多く、能楽会の番組などを50年以上注文してきた片山家能楽・京舞保存財団(東山区)は「能楽特有の名前の配置なども把握して下さり、ほかにはない存在だった」と明かす。  加藤さんのもとで、活字や組み版の研究をしてきた京都精華大デザイン研究科2年の大浜茉耶さん(25)は、廃業前に多くの市民に魅力を伝えたいと、デザイナー仲間とイベントを企画した。活版の作業風景を公開し、活字や文選箱を販売する。大浜さんは「活版には、デジタルにはない力強さや温かさがある。職人技は継承されないと失われてしまう」と残念そうに話す。会場は左京区東大路通三条上ルの加藤第一印刷。午前10時~午後5時。


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なかなか奥が深いですね。