昨秋の大阪市長選に絡み、平松邦夫前市長を支援する「知人・友人紹介カード」の回収状況を示すような市交通局職員の一覧リストが作成された問題で、交通局は26日、リストの作成者を鉄道事業本部に所属する30代の男性非常勤職員と特定したと発表した。職員は交通局の事情聴取に、当初は否定し、その後あいまいな説明をしたが、交通局はパソコンの履歴(ログデーター)などから、この職員が捏造(ねつぞう)したと断定した。 リストは市長選で平松氏を支援した大阪交通労働組合(大交)が作成したように装われていたが、大交は全面否定していた。職員は大交の選挙活動に反感を抱いたような証言もしたといい、交通局は捏造した動機について調べるとともに、偽計業務妨害罪などでの刑事告発も検討している。 リストは「知人・友人紹介カード配布回収リスト」と題され、鉄道事業本部職員1867人の氏名や、企業の社員番号にあたる氏名コードを列挙。「配布」「回収」と書かれた欄には、個別に状況をチェックしたような「済」の記載があった。欄外には、カードの提出に非協力的な組合員がいた場合、今後不利益になることを本人に伝えることを求める記述もあった。 交通局の調査によると、職員は1月、同本部の職員リストを自身が日常使う交通局内のパソコンに取り込み、リストを捏造。作成や印刷した形跡がログデータに残っていたという。


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