【ソウル聯合ニュース】韓国の証券市場で個人投資家による「ハイリスク・ハイリターン取引」が急増している。急拡大している競馬、競輪、カジノ、宝くじなど射幸性の高い産業とともに、投機的手段に変質したとの懸念が広がっている。 金融当局などによると、高リスクの総合株価指数(KOSPI)200先物市場で、個人投資家による取引代金の割合は昨年10~12月期に37.2%を占め、前年同期比10ポイント上昇した。 また、先物取引の一種で小額の証拠金だけで通貨に投資する外国為替証拠金(FX)取引は金融当局の抑止政策で一時急減したが、2010年から再び増加。取引の99%が個人によるものだった。月平均取引代金は昨年7~9月期に628億300万ドル(約4兆8275億円)となっている。 上場投資信託(ETF)市場でも、投機的な傾向の強いレバレッジETFの取引割合が昨年12月に42.9%を記録した。同割合は非常に高い水準。政治関連のテーマ株の多い店頭株式市場コスダックでも取引が活発になっている。 このように株式市場で「ハイリスク・ハイリターン取引」が急増したのは、適切な投資先を見つけられずにいるためだ。 崇実大学の尹世郁(ユン・セウク)教授は、「景気不確実性が拡大し、賭博はもちろん、投機的なテーマ株の売買が増えている。未来に不安を感じ、一獲千金の夢を追う市民らが増えている」と指摘する。 また、大手証券会社の幹部は「リスクの高い取引が過熱しているのは、失業者や退職者らがパソコンの前で小遣いを稼ぐため株式投資をするケースが増えているのと密接な関係がある。根本的な対策がない場合、投機的な取引はさらに増加するだろう」と話す。
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