真冬に満開の花が咲く山形県の特産品「啓翁桜」を障害者就労支援施設「メディアかがやき」(山形市)がインターネット販売を始めたところ、全国から注文が集まっている。同施設の職員らは「一足早く春の訪れを感じてほしい」と話す。  販売する啓翁桜は、同市西蔵王山麓で栽培され、暖かい室内に飾れば真冬でもピンク色の花を咲かせるのが特徴。同施設ではつぼみの状態で発送し、パソコンを使った受注業務と発送作業を施設に通う20~60代の身体障害者ら12人が行う。  同施設が運営するサイトでは、障害者の工賃を増やして自立につなげようと、約2年前から障害者が製造する食品や雑貨を販売してきた。現在扱う商品は県内11施設の約100点に上る。  しかし、県内の障害者が得る工賃は月平均1万円弱と低く、施設長の高橋真理子さん(52)は「継続的に売り上げを出すにはもっと工夫が必要」と感じていたという。  そこで着目したのが啓翁桜。受験シーズンを控え、合格祝いなど贈答用に期待を寄せた。栽培は市内の造園業原田穂積さん(58)が協力し、「少しでも障害者の励みになれば」とエールを送る。  先月に新商品として紹介すると、東京や京都など県外から注文が舞い込んだといい、高橋さんは「特産品の購入をきっかけに、施設の取り組みにも興味を持ってほしい」と話す。  年明けの啓翁桜の注文期間は今月末から3月ごろまで。1箱(7~8本入り)で3500円前後。 


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