[東京 30日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。クリスマス休暇明けの欧米市場で株価が上昇していることから、東京市場もその流れを引き継ぎ買い先行。日経平均は8400円台で推移した。大引け前にドレッシング買いの動きがみられ、指数を小幅に押し上げ高値で引けた。ただ、年末年始の休暇を控えて参加者は少なく商いは低調だった。前年の大納会との比較では1773円安。東証1部騰落数は値上がり1313銘柄に対し値下がり225銘柄、変わらずが129銘柄だった。29日の欧米市場は反発。ダウ工業株30種<.DJI>など米株主要指数は経済指標を背景に1%程度上昇した。同日発表された12月の米シカゴ購買部景気指数は予想を上回り、雇用・支払価格など上昇した。新規失業保険週間申請件数の伸びは予想を上回ったものの、4週間移動平均が2008年6月以来の低水準となるなど、米労働市場の改善傾向は続いていることが示された。クリスマス休暇明けの欧米市場で株価が上昇していることから、東京市場もその流れを受け継ぎ買いが先行。内需株の一角を除き幅広く買われ日経平均は8400円台で推移した。個別銘柄では清水建設<1803.T>、五洋建設<1893.T>などの建設株がしっかりだった。来年から本格化するとみられる震災復興の関連銘柄として注目された。また、オンキョー<6628.OS>が一時ストップ高の115円まで買われた。2011年度内をメドに家電量販店を通じたパソコン販売から撤退する方針を固めたと報じたのが手掛かり。ただ、全般的に買い戻しにとどまり序盤の上昇後は伸び悩んだ。市場では「年末の欧州銀行の資金繰りや年初の欧州15カ国格下げなど年末年始の欧州リスクが意識され、買い意欲は乏しい。投信設定に伴う買いが若干入っているようだが、指数を押し上げる力はない」(大手証券エクイティ部)と指摘された。また、「ユーロ安が警戒され、一段と買い上がるムードではない」(準大手証券トレーダー)とみられていた。米国市場で主要指数が1%程度上昇したものの、東京市場は年末年始の休暇を控えて参加者が少なくなっているため、買いは限定的だった。終盤にドレッシング買いの動きが観測され、高値で引けたものの日経平均は25日移動平均線(8479円43銭=30日)を割り込んだ。2010年12月30日との比較では1773円57銭安。一方、新興株式市場はジャスダック、マザーズともしっかりだった。松井証券マーケットアナリストの窪田朋一郎氏は、主力株の値動きが乏しいなか、為替の影響を受けにくい新興市場銘柄が今後選好されるとの見方を示す。そのうえで「一本調子ではないが売り買いが集中しやすい」と述べた。(ロイターニュース 吉池 威)


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