液晶パネル市況の長引く低迷で、財務悪化に苦しんでいる奇美電子(チーメイ・イノラックス)は、協調融資による400億台湾元(約1,028億円)の資金調達計画が停滞している一方で、売掛金を担保にした融資で18億米ドル(約1,402億円)を確保できる見通しが立った。 台湾銀行を主幹事とする協調融資では、兆豊国際商業銀行が参画を取りやめることを決定したが、中国信託商業銀行がまとめる売掛金担保融資には兆豊銀が銀行団の一員として加わり、2億米ドル以上を貸し付ける意向だ。 銀行法の規定では、一企業に対する与信には上限がある。しかし、受取勘定を担保にした融資なら、この規定の適用対象外となるため、銀行側は融資しやすくなる。仮に融資が貸し倒れとなっても、奇美の売り先であるパソコン(PC)世界大手などからの支払いが当て込める。奇美と中信銀の同融資の条件交渉は最終段階にあるという。 ■米カルテル和解金23億元 奇美は20日、価格カルテルによって米国の北カリフォルニア州連邦地方裁判所に起こされていた民事訴訟で、和解金7,800万米ドルを支払うことで合意したと発表した。 和解金の費用は今年第2四半期決算で計上しており、第3四半期に全額を払い終えたとしている。
この記事の著作権は、下記の引用元に帰属します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000010-nna-int