■狩野派色彩 緻密に再現 臨済宗南禅寺派の大本山南禅寺(京都市左京区)が所蔵する安土桃山時代の絵師、狩野永徳(1543~90)作の襖絵(ふすまえ)「大方丈(おおほうじょう)障壁画」(重要文化財)のレプリカが完成し、同派が17日、報道陣に公開した。 レプリカは襖絵130面のうち「御昼之間」「花鳥之間」などの84面。専門家らによる考証を重ねた上で、最新のデジタル技術と、日本画家で成安造形大教授の大野俊明さんの繊細な手作業を組み合わせて制作した。寺の雰囲気に合わせ、あえて完成から50~100年経たような落ち着いた色合いにしたという。 現物の襖絵はこれまで一般公開されていたが、日焼けなどによる傷みや剥落が激しく、同派が公開停止を決定。すでに境内の収蔵庫に移され、保存されている。 大野さんは「狩野派の色彩を復元しようと、永徳の筆遣いを読み取り、パソコンのモニターの中で手仕事を重ねていった」、南禅寺派の吉田法顕法務部長は「参拝者に狩野派の心を伝えていきたい」と話した。


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