インターネット上で交流しながら遊ぶ「ソーシャルゲーム」の配信を手がけるグリーは6日、来年4~6月期に世界統一のスマートフォン(高機能携帯電話)向けサービスを始めると発表した。国内向けサービスや4月に買収した米社のブランドを統合し、ゲームの開発や配信に必要な仕組みを共通化することで、ソフトメーカーは低コストでゲームソフトを開発できる一方、利用者もより多くのゲームを楽しめる。同社ではサービス統一で利用者獲得に弾みをつけ、現在1億5000万人の利用者数を来年6月には3億人に倍増させたい考えだ。 世界統一サービスは、国内と同じ「グリー」をサービス名に採用する。「プラットホーム」と呼ぶ提供基盤を一本化、ソフトメーカーが一度の開発で作品を世界中に提供できるようにする。開始時には現在提供する国内500、海外7000の計7500作品に加えて、カプコンやスクウェア・エニックス・ホールディングスなど大手ソフトメーカー7社が新規に作品を提供する。 グリーは4月、スマホ向けのゲーム利用者同士を結びつける「ソーシャル機能」を提供し9月末時点で1億2000万人の利用者を擁する米オープンフェイントを買収。これにより、利用者数は国内の2770万人を加えて1億5000万人に膨れ上がった。ただ、現状ではプラットホームが異なり、別々にサービスを展開している。 同日会見した田中良和社長は「ユーザーの規模(が増える)という意味で、統合のメリットは大きい」と強調し、「将来的には10億人が利用するサービスにしたい」と目標を述べた。 スマホ向けのソーシャルゲームをめぐっては、同社と国内市場を二分するライバルのDeNAが海外展開を加速。また、交流サイト(SNS)で世界最大手の米フェイスブックやパソコン向けソーシャルゲームで最大手の米ジンガ、スマホで主流の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を開発する米グーグルも配信事業の拡大を急いでおり、有望市場をめぐる覇権争いが一段と激しくなっている。
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