◇海外の観光客誘致狙い 福岡市、来年度から本格整備へ なるほドリ 最近よく聞く「公衆無線LAN」って何のこと? 記者 簡単に言えば、公共の無線通信を利用してインターネットに接続できるサービスのことです。スマートフォンはもちろん、ノートパソコンなどでも街中で気軽にインターネットを楽しめます。 Q スマートフォン以前の携帯電話でもインターネットが見られるよ。どこが違うの? A これまでの携帯電話による通信では、携帯電話各社の通信網を利用するため、その会社と契約していなければ使えませんでした。でも、無線LANは世界中で同じ通信規格が普及しているので、無線LAN通信に対応した端末を持っていれば、携帯電話会社との契約とは無関係で使用できます。極端に言えば、携帯ゲーム機だってインターネットに接続できるんですよ。 Q どうすれば使えるの? A 自宅で利用しようと思ったら、ルーター(中継装置)などの機器を購入し通信会社と契約する必要があります。しかし、街の中心部ではアクセスポイント(基地局)の設置が進んでいて、これを利用するのが「公衆無線LAN」です。有料の場所もありますが、公共機関をはじめ、ホテルや飲食店が利用客向けに提供している場所では、無料で利用できるところもあるんですよ。 Q へぇー。タダで使えるなら便利だね。県内だとどこで使えるのかな? A 天神地下街(福岡市中央区)や魚町銀天街(北九州市小倉北区)では、無料で利用できる公衆無線LANサービスがすでに始まっています。また、福岡市は12年度から、本格的に公衆無線LANの整備に取りかかる方針で、先日開いた検討会議では、福岡空港やJR博多駅など、主要な交通拠点を中心に整備を進めるよう提言がありました。 Q なぜ、行政が整備を進めるの? A 観光客、特に海外の観光客からの需要が高まっているからです。九州には、中国、韓国、台湾から多くの観光客が訪れていますが、これらの国々ではスマートフォンや無線LANが普及しています。自国で使っている携帯端末が旅行先でも使えるとなれば便利でしょう。また、国際会議の誘致などには、無線LANは必須の条件になってくるでしょう。 Q そうなんだ。 A 東日本大震災では、ツイッターや交流サイト(SNS)などインターネットを使った情報発信が有効でした。インターネットに接続できる環境を整えておくことは、防災の面からも重要なんですね。【回答・徳野仁子】 ……………………………………………………………………………………………………… 身近な質問をお寄せください 〒810-8551(住所不要)毎日新聞「なるほドリ福岡」係(fuku-shakaibu@mainichi.co.jp) 〔福岡都市圏版〕11月27日朝刊
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