京都府精華町菱田の障害者通所施設「無限園」が、府内の障害のある人たちから作品を募る「京都とっておきの芸術祭」(京都障害者芸術祭実行委員会主催)の絵画部門で知事賞を受けた。卵の殻を張り付けた躍動感あふれるネコの絵で、園は「受賞が弾みになり、利用者たちに前向きな気持ちが生まれてきた」と歓迎している。  無限園は、京田辺市のNPO法人「ソーシャルアクション・パートナーシップ」が今年3月に設立。木津川市や町内などに住む10~50代の13人が利用登録し、パソコン操作や畑作業に取り組む機会を設けている。  受賞作は縦約90センチ、横約120センチの木板に、細かく砕いた卵の殻を張り付け、絵の具で色を塗った。施設長の田中薫子さん(41)が趣味で絵を描いていたのがきっかけで、6月から製作を開始。初めての試みだったが、利用者たちは作業を分担し合い、殻は自宅から持ち寄るなどして9月に完成させた。受賞後、「油絵が描きたい」「陶芸がしたい」などと創作への意欲を口にする利用者も出てきたという。田中さんは「それぞれが望むことを実現できるよう支援していきたい」と話す。  受賞作を含む528点の全応募作品は、来年1月12~15日、京都市美術館別館(左京区)で開かれる芸術祭で展示される。


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