サッカー日本代表は、あす15日にW杯アジア3次予選で北朝鮮代表と対戦(午後4時キックオフ)する。 北朝鮮でのアウェー戦は1989年6月以来22年ぶり。国交がなく政府も「渡航自粛」を求めているため、今回は「サッカーだから」という特例で渡航が認められている。 11日のタジキスタン戦に勝ち、すでに“消化試合”となったが、日本サッカー協会は「消化試合でホッとした」というのが正直な心境だ。 チームは北朝鮮戦に向け中国・北京前線基地を置いているが、現地入りする際に携帯電話やパソコンなどの通信機器は一時預かりで一切、持ち込めない。また現地の食事について「米の持ち込みも制限されるかもしれない」(協会関係者)と、文字通りの“兵糧攻め”も心配されている。だが所詮は消化試合。長谷部誠主将(27)=ウォルフスブルク=も「たまには携帯電話のない生活もいいですよね」とすっかり余裕だという。 唯一、ネックと思われるのはTV放映だ。試合当日、地上波はTBS系、衛星放送はNHK・BS1に決まった。なにしろ、北朝鮮が母国のイベントやスポーツを世界にむけて生中継するのは初めて。TBSは現地に15人のクルーが入っているが、NHKはタジキスタン戦でも結局はフルハイビジョン(画面の縦横比16:9)放送ができず、今回は北朝鮮の放送局が流す国際映像を使い、東京で実況と解説を行うことになった。 いずれにせよ、ピッチ上の結果よりもあちこちで起きる“場外戦”の方が話題に。違う意味で、歴史に残る一戦になりそうだ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
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