損害保険各社が、タブレット型端末で契約手続きが完了できるシステムを相次ぎ導入する。ペーパーレス化による地球環境への配慮に加え、手続き時間の短縮、申込書類の紛失・盗難による個人情報漏洩(ろうえい)のリスクの低減できるなどの利点もあり、顧客利便性を高めるツールとして代理店での活用を促す考えだ。 三井住友海上火災保険は7日から、損保業界で初めて自動車保険と火災保険の契約手続きをタブレット端末上で完了できるシステムの運用を開始した。保険料の見積もりから契約内容の確認、契約時の署名といった手続きがすべてタブレット型端末の画面上でできるのが特徴だ。 東京海上日動火災保険も来年4月から、タブレット型端末を活用した契約手続きシステムを導入する方針で、「ギャラクシータブ」や「iPad(アイパッド)」などのタブレット型端末の画面上で自動車保険加入時の保険料試算や商品説明、申込みなどが可能になる。 代理店事務所のパソコンからのアクセスに限定していた代理店システムにタブレット型端末やスマートフォン(高機能携帯電話)からもアクセスできる「マルチデバイス対応」もあわせて実施し、代理店業務の効率化を図る。 タブレット型端末を利用することにより、「申込書記入などで20~30分かかっていた契約までの時間を5~10分に短縮される」(東京海上日動)という。またタブレット型端末内には顧客情報を保存しない仕組みのため、「端末を紛失・盗難した場合でも顧客情報の漏洩は起きない」(三井住友海上)などメリットは多い。 損害保険ジャパンも同様のシステム導入を検討しており、損保業界に一気に広まりそうだ。(橋本亮)


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