◇2人を同時に尋問  藤沢市善行の土地を不自然な経緯で市土地開発公社が先行取得した問題で、市議会百条委員会は4日、証言が異なる2人を同時に尋問した。陳情後の市側の動きを記録した内部文書を作成した農業水産課の板垣朋彦主査(08年当時)と、文書に名前が出ている善行市民センターの中山一之主幹(同)が呼ばれたが、証言の食い違いはより鮮明になった。  土地取得を依頼する地元自治会から市への陳情を巡っては市議(08年当時)の関与が指摘され、文書には「(08年)9月24日8時半 善行センター中山主幹よりTEL。自治連会長名で陳情を出しているが、会長も名前を(市議に)貸しただけ」と書かれている。  文書内容の真偽を問われた板垣氏は「電話で聞いてメモした内容をすぐパソコンで打ったので間違いありません」と断言した。これに対し、中山氏は「自治連会長は忙しく、あまり話を聞けなかった」と述べ、「名前を貸した、との発言は記憶がない」と説明した。  また、板垣氏は09年秋ごろに新井信行副市長に呼ばれ、市幹部6人を前に文書の内容を確認された経緯を詳述。「副市長が『名前を貸した、という点は、つじつまが合わないんだ』と困った顔をすると、長瀬(光市)経営企画部長が『自治連会長から詳しく聞けなかったが、何となく名前を貸した、とのニュアンスで(中山氏から板垣氏に)伝わってしまった、ということにしては?』と提案し、副市長が『それで行こう』と発言した」と証言した。【永尾洋史】11月5日朝刊


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