パナソニック <6752> 809 -17 4日ぶりに反落。一部で2012年3月期の連結最終赤字(米国会計基準)が3000億円前後(前期は740億円の黒字)に達する見通しとなったと伝えられたことが売り材料となった。世界景気の減速や円高による収益悪化に加え、テレビ、半導体の事業縮小でリストラ費用が一段と膨らむとしている。きょう引け大引け後に上半期(4~9月)決算を発表する予定となっており、先回りしていったん売られる展開となっている。 荏原 <6361> 291 -36 急落。前日比11%超下落に東証1部の値下がり率2位となっている。28日発表の2012年3月期の業績見通しの減額修正を嫌気した。営業利益は従来予想の280億円から200億円(前期比37%減)、当期純利益も130億円から80億円(同72%減)に減額した。半導体業界の一部顧客の設備投資計画の遅れなどの影響から売上高が想定を下回る。エンジニアリング事業での工事損失引当や風水力事業での円高の影響なども利益圧迫要因になる。 廣済堂 <7868> 209 +15 後場急伸。一気に200円台を回復した。前日比7%超上昇し東証1部の値上がり率4位に浮上している。昼休み中に2012年3月期の業績見通しを増額修正し、好感された。連結経常利益では従来予想の29億円から36億円(前期比51.5%増)に上振れた。求人広告事業の好調などで東日本大震災の影響が想定を下回った。印刷事業のコスト削減効果も寄与した。 アルプス電気 <6770> 604 -43 後場急落。前日比7%近く下落しており、東証1部の下落率7位となっている。一時600円割れ。昼休みに2012年3月期の連結業績見通しを減額修正し嫌気された。経常利益は従来予想220億円から135億円(前期比41.7%減)に下振れた。円高の定着や原材料価格の高騰などで主力の電子部品事業の低迷を見込んでいる。 日本郵船 <9101> 201 -5 反落。昼休み中に2012年3月期の連結業績予想を減額修正し嫌気された。営業損益は従来予想の200億円の黒字から105億円の赤字に転落した。前期は1223億4600万円の黒字だった。不定期専用船事業の自動車船部門で、完成車輸送台数の減少が予想されている。タイの洪水の影響による自動車メーカーの減産が主因。 住友化学 <4005> 295 -11 後場下げに転じる。300円割れ。午後1時に2012年3月期の連結業績見通しの減額修正を発表し嫌気された。通期営業利益は従来予想の800億円から750億円(前期比14.7%減)に引き下げられた。事前の市場予想は860億円前後と増額修正期待が大きかっただけに失望売りが出ている。 ダイワボウ <3107> 186 +6 上伸。28日発表の2012年3月期上半期(4~9月)の連結業績見通しを好感した買いが流入した。営業利益は従来予想の20億円から33億円(前年同期比59%増)、純利益は6億円から18億5000万円に上振れた。前年同期の最終損益は6億9300万円の赤字だった。ITインフラ流通事業の法人向け市場で、東日本大震災後の復興需要により受注が拡大した。個人向けでもタブレット型パソコンを中心とする販売が好調に推移した。 中部電力 <9502> 1435 +4 5日ぶりに反発。28日発表の2012年3月期の業績予想の増額修正が好感された。赤字幅が縮小し買い戻された。通期の営業損益は従来予想の1700億円の赤字が1300億円へと赤字幅が縮小した。前期は1742億3700万円の黒字だった。最終赤字も1400億円から1100億円に縮小。 コナミ <9766> 2592 +43 3日続伸。2012年3月期上半期(4~9月)の連結業績見通しと増配を好感した。連結営業利益は前年同期比2.5倍の200億円と大幅増益見通しとなった。各事業とも好調に推移している。また年間配当も従来計画の32円から41円(前年実績32円)に増額する。 オートリ <3411> 61 +27 大証2部市場で急騰。オリエントコーポレーション <8585> が28日、オートリ株を一株62円でTOB(株式公開買付)すると発表し、買い材料となった。TOB価格にサヤ寄せする動きとなっている。オリエントコーポではオートリの完全子会社化を目的としている。買い付け期間は12月13日まで。(編集担当:佐藤弘)
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