携帯型の計測器で測定した放射線量などの情報を、スマートフォン(高機能携帯電話)で送信し、遠隔地でリアルタイムに汚染状況を確認できるシステムを放射線医学総合研究所が開発した。将来は子供に計測器とスマートフォンを持たせ、親が自宅で確認するなどの用途が考えられるという。 スマートフォンから送られてきた情報は、別のスマートフォンの画面などに表示される。測定した放射線量や放射性物質の種類のほか、GPS(衛星利用測位システム)を使い、測定位置や周辺映像も確認することができる。 データは遠隔地に置かれたサーバーに蓄積されるため、滞在時間に応じた積算線量も即座に判明。被曝(ひばく)線量が多くて危険な場合は、避難を促すメッセージを計測者に出すこともできる。 システムはパソコンでも動作するため、原子力災害時にはGPSや通信機能を備えたパソコンと計測器を自動車に積んで、広域の計測も可能。車が乗り入れできない場所や局所的に放射線量が高いホットスポットでのきめ細かい計測もできる。 計測者の安全を第一に考え、遠隔地の対策本部などで容易に状況を把握できるように開発した。同研究所は「企業と連携して計測器の小型化と製品化を目指す。一般家庭でも生活圏の放射線量把握などに役立ててほしい」としている。
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