
私の妻は元バレリーナです。
若いときはフロック大会で入賞したこともあります。
学生時代の友人も有名なバレエ団の団員です。
ある友達は、テノールやソプラノの歌手、ピアニストもいます。コンクールの優勝者です。
それでも国際コンクールでは、葉が立たないといいます。
楽器、バレエ、声楽などは、国内コンクールや国際コンクールで技能の優劣が如実に現れます。
とはいえ、一般人にはその差がどれほどなのかなんて分からないですよね。
ただ、その道のプロである友達は、その差はものすごくわかるらしいです。
だから、大学を卒したら辞める人もいるし、細々とリサイタルを開いたり、バレ団に所属しながらバレエ教室をしたり、交響楽団に所属しながら音楽教室したりして生活をしているのが実態です。
舞台で、コンサートマスターやプリマドンナや大ホールでソロコンサートできる人はひと握りです。
そんな友達と商業演劇を観に行くと、例えば宝塚歌劇も劇団四季も東宝ミュージカルも、全体で観たとき、商業演劇として観たならそれはそれで楽しいといいます。
だけど、歌、ダンス、楽器の演奏を見聞きすると、その道のプロではないよねと異口同音にいいます。
なので、商業演劇は商業演劇として楽しむのが一番何だと思います。
最近、リコメンドで宝塚関連のブログがチラホラとポップアップされてきて、たまに見るのですけど、作品の感想云々よりも、誰が番手、誰が路線?路線ってなにかわかりませんが…。誰が芝居下手とか、歌が下手とか上手いとか…。
商業演劇に上手い下手とかあるのかな〜と思うんですよね。
劇団四季も宝塚歌劇団も商業演劇だから、その作品を単純に楽しめたらよいだけなのかな〜と素人的には思うんですよね。
チケット難は、阪急のマーケティング戦略だから、仕方ないとは思うんですが、規模がでかいだけで、梅沢富美男座とか松井誠座のような大衆演劇とさして変わらないように思うんですよね。
思うに商業演劇って、演者の優劣ってないと思うんですよ。
だって、国内外のコンクールがないから、順位付けとないし…。
胴元がこの人を主役にしたいとか、チケット販売見合いで役を与えたりとかもあり得るよな〜と思うんですよね…。
まぁAKBや坂道グループでセンターになる人と同じなのかな〜と。
だから、素直に商業演劇として楽しむのが幸せだろうなと思うのでした。