これは非常に難しい問題だ…。


芸能の世界に、世間ではわからない慣習があるらしい。

友人の話を聞いていると、理不尽はふつうにあり得るし、精神論が幅を利かしているらしい。


たしかにそうなのだろう…。なにせプロセスやコンセンサスの取り方、出来上がりのクオリティに明確な基準がないからだ。


その一方で芸能を支配する企業側にはガバナンス能力が求められる。

不祥事、いじめ、パワハラ、セクハラなど世間の、社会規範を逸脱することは、この時代、許されない。


純然たる企業なら後者を徹底することでRecoveryはされるのだろうが、前者が絡むと一律の網掛けは難しいのかもしれないが、やはりそこは倫理観の問題や家庭教育などの成長段階での育成過程の要素が大きいだろうし、また運営会社のリスク管理能力の違いが大きいのだろう…。

金融機関、流通小売業、IT企業と渡り歩いて、リスク・コンプライアンスを統制してきた身からするとリスク目線が違うのだが、対ハラスメントの発生する起点はほぼ同じなのに、リスク感度は明らかに違う。

風評リスクが高くても、代替の利かないインフラサービスに近い企業ほどリスク感度は低いと感じている。

独占事業に近いだけに、顧客やユーザーは離れないとと多寡を括るような意識は強い。

私は、常に、いろんな情報から考察したいと考えています。