あなたの居間に、コロコロと星が落ちてきた。

それは確か、五歳の頃嗅いだ花畑に似ていた。

絵本のなかからは次々と夜があふれでてくる。

「ゴメンナサイ」

思わず口から出たのはこの言葉だった。

何に謝っているのだろう?自分でもよくわからない。

「フザケンナ」

怒号が、薄暗い部屋を一瞬照らしたように感じた。

何がおこっているのかわからない。

「ゴメンナサイ」

また口から───でも今度は理由を知りながら───謝罪の言葉が漏れた。

誰にも怒られちゃいない、誰にも謝ってなどいない。

それでも、私は謝らずにはいられなかった。

転がっていたはずの星は、いつの間にか夜空ですっかり熟睡していた。

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