もしかしてそれ、ウィルスじゃないですか? | 太郎のブログ

もしかしてそれ、ウィルスじゃないですか?

 今日はウィルス対策の話をいたします。XPマシンであればCtrl+Alt+Deleteで出てくるタスクマネージャ。あの中に、知らないプログラムがある日走っているのを見つけたとして。
それがウィルスだったとしたら、と思ったことは?
不死ウィルス――つまり、駆除不能、ウィルス対策ソフトでも活動停止不能の、悪夢のようなウィルスが、まさにそのプログラムだったら?
感染して一ヵ月後、ぼくはそのウィルスの存在に気づきました。つまりその間、ぼくのパソコンの中は感染しっぱなしだったということになります。

いやー、XPの終了時に「○○.exeを終了しています。強制終了するときは終了ボタンを押してください」というメッセージが突然出るようになってたんですよね。
うちのウィルス対策ソフトが、ある日突然、何の前触れもなく「えー、ウィルスを発見しました。気をつけてください」といいました。いやいや、気をつけるのはあんたの仕事ですから!
ぼくはそのウィルスに「ひろふみくん」という名前をつけました。なぜか?「HIROFU.A」という名前だったからです。それ以外に理由はありません。
ひろふみくん、彼なんとウィルス対策ソフトでは削除できないみたいなんです。こうなると問題はさらに厄介になってきます。そのうえ隠しファイルでもないのに元ファイルが存在しない。どう対処すればいいのかまるで分からない。

そこでぼくがとった行動は、ズバリ放置。緊急に何かロックをかけたりネットから隔離したりすることなく、それまでと同じように、ひろふみくんの好きなようにさせていました。何となく慌てるのが面倒だったので。
ですが彼との共同生活も、長くは続きませんでした。ある日、ふと気づくと、彼はもうそこにはいませんでした。どこにもいませんでした。彼はぼくを残してどこかに去っていきました。
トータルで40日間ほど、ぼくはウィルスに感染していました。しかし何か問題が起こったかというと全くそんなことはなく、うちのパソコンはいつも元気でした。ひろふみくんは何をしたかったのかも分からないまま、唐突にいなくなったのです。
ぼくはひろふみくんという不思議なウィルスの居なくなった世界で、ひとりため息をつきます。彼は今、どうしているんだろう? ぼくの所に一時やって来たのは何かを伝えたかったからなのか、あるいは単に、寂しかったからなのかな。