うつという病気に対しての回復が本当になされていない場合 | 太郎のブログ

うつという病気に対しての回復が本当になされていない場合

 焦りや不安の高まり、また、理由のない悲しみなどといったものがうつに表れてくる症状です。そして、そうした沈んだ気分が長い間、続いてしまうのです。
うつになると、日常的な一切の行動が面倒になり、やる気がなくなってしまいます。また、寝つきが悪くなったり、朝なかなか起きられなくなったりといった睡眠障害も生じてきます。
うつにかかったとき、体の慢性的な痛み、頭痛を初め、肩こり、胃痛等を感じたりすることが多々あります。また、目の疲れや、耳鳴り、めまいなどといったものが生じたりすることもあります。
うつになると普段の行動でも不便が生じてくることがあります。物事がうまく遂行できなくなったり、体の動きが緩慢になったり、無口になったりといったことがよくあります。それから、もの覚えが悪くなったり、計算が遅くなったりといったことが起こる場合もあります。

また、うつになると、自責の念や、周囲に対しての申し訳なさなどといった感情が、こうしたことが原因で生まれてくることもあるのです。また、それがもっと酷くなり、自傷行為や、自殺へと進んでいってしまうこともあるのです。
さらにまた、うつにかかりやすい性格としては、几帳面だったり、生真面目だったり、完璧主義的なところがあったりといったものが挙げられるようです。
さらには、なかなか人からの頼み事を断れないような人、例えば優柔不断だったり、責任感が強くかったりするような人もうつにかかりやすいと言えるでしょう。
さらに、たとえば、肉親の死、出産、火事などで大切なものを失うこと、職場や学校での人間関係の変化、失恋、大病、事故やけが、破産、リストラなどといったものがあります。こうしたことがうつの状態に陥りやすい環境的なきっかけとなるものです。

けれども、たとえおめでたいことでもそれが重荷になったり、それに順応できなかったりすると、それがうつを起こす引き金となってしまう場合もあるのです。
そして、精神が弱って、気持ちが萎えていたりするうつの時には、はっきりとした決断や、選択を避け、自分を追い詰めないようにすることが肝心です。
ともすると、うつから逃れようとして、状況や環境の変化を求めることもあるでしょう。けれども、転居、転職、離婚などによってそうしたことを行った場合、よくない結果が生じることが多いのです。
なぜなら、うつが本当に治っていない場合、そうした状況や環境の変化は一時的なものにしかならないからです。そしてまた、もとの状態に戻ってしまうだけだからです。