日本初のインスタントラーメンといったら?…チキンラーメン! | 太郎のブログ

日本初のインスタントラーメンといったら?…チキンラーメン!

 日本初のインスタントラーメンといったらチキンラーメンである!…と思われていますが、実は違います。実はその3年も前、1955年に、インスタントラーメンは登場していたのです。
チキンラーメンの商業ベースでの成功の前に売っていたのはなんと、今ではベビースターラーメンで有名な「おやつカンパニー」社なのです。当時は全く売れず、失敗に終わりました。
インスタントラーメンとしては失敗した味付き中華麺が、実はそのままでも美味しいことに着目した同社は、これをお菓子として開発を開始します。のちに「ベビーラーメン」として誕生、今でも誰もが一度は口にしたことのある有名なお菓子となりました。
お菓子だけでなく、老若男女、いつでもどこでも食べられるラーメンは、もはや日本の国民食。麺の本場・中国でも、この日本式ラーメンは別物と捉えられ人気があります。

そして今ではインスタントラーメンも、かなりお店の味並みにこだわりをもったものが増えてきました。
これほどまでにインスタントラーメンが普及したのは、チキンラーメンの成功あってこそなのです。このラーメンのスゴい所は安藤百福氏個人の開発によって生まれたと言う所です。
インスタントラーメンは、お湯をかけるだけ、少し煮込むだけといったシンプルな調理法で、世界中で生産され消費されています。
日本で爆発的に売れたチキンラーメンを海外に紹介している時のアメリカ人バイヤーの食べ方は、日本人にとっては驚くべきものでした。

それは、チキンラーメンを折って、どんぶり代わりの紙コップの中に入れフォークで食べるというものでした。この、日本人には考えつかないこの食べ方が安藤氏を刺激し「カップヌードル」は誕生しました。
そのインスタントラーメンの成功の影響から、外国人にラーメンは?と尋ねると、インスタントラーメンをさす人が多いようです。お隣韓国でも、インスタントラーメンは生活に密着、「プデチゲ」にインスタントの麺は欠かせません。
以上のことから分かるように、チキンラーメンの誕生から始まったインスタントラーメン登場は、世界へ大きな影響を与えています。
このように今では、国内ご当地だけでなく、世界の味を楽しめるほどインスタントラーメンは進化しました。日本が誇るインスタントラーメン文化、これからも味わっていきたいですね。