慰謝料なしという離婚ケースもよくあります。 | 太郎のブログ

慰謝料なしという離婚ケースもよくあります。

 ひと組の男女が出会って愛し合って夫婦となることが結婚ですが、中には何らかの理由で、その婚姻関係を解消し離婚する結果になる夫婦もいます。
ずっと夢見ていた結婚生活をスタートさせたものの、夫婦の関係がこじれてしまったのであればその生活も続きませんので離婚も仕方がないことでしょう。
離婚までの過程において、お金や子供のことが離婚成立の妨げになっている場合があります。うやむやにできない問題なだけに、一度こじれると益々泥沼化してしまうようですね。
離婚と聞くと、連想するのはまず「慰謝料」ではないでしょうか?では、離婚時の慰謝料とはどのようなものでしょうか。

夫婦の一方による、浮気、暴力や暴言、家事放棄、などによって、もう一方が受けた心身の苦痛に対する代償が慰謝料ということになります。
慰謝料というのは、明確な不法行為がない場合、たとえば「性格の不一致」や「親との折り合いが悪い」などの理由による離婚では、支払いが認められないケースも多いです。
次に気になるのが財産分与ですが、これは婚姻期間中に成した財産に対しては、夫婦共有の権利を有するものとし、離婚するのなら相当分を分け与えましょうというものです。
ふたりの共有財産の額によって、財産分与も変わってきます。多さにより違いますが、通常は、婚姻期間が長くなるほど財産も増え、したがって財産分与額も増えることになります。

財産分与は、離婚後でも時効以前なら請求可能です。しかし、離婚後に相手方が素直に請求に応じることは稀ですので、出来れば離婚時点で、財産分与を決定しておくことが望ましいですね。
夫婦の間に未成年の子供がいる場合。これは夫婦単体の離婚よりも難航するケースが多く、その原因の多くは離婚後の親権に関係しています。親権者を決定せずには、離婚が成立しないからです。
親には、離婚後もこれまでと同じ程度の生活を子どもにさせてあげる義務が有ります。そのためには、養育費についてもきちんと取り決めておきましょう。
子供がいる夫婦の離婚は、子供への多大な影響が避けられません。せめて子供の生活が現況以下にならないよう、親権や養育費の話し合いは慎重を期すべきです。