自己啓発？資格取得の目的は人それぞれですね

 いっときのような「資格ブーム」は去ったものの、資格がないよりはあるに越したことはないと思っている人は多いと思います。あなたの周囲にも資格フリークとか資格マニアと呼ばれる人がいるのではないですか。
資格を取得することが最終目的になってしまっては、それこそ本末転倒。何でもいいから「資格」さえあればうまくいくほど世の中が甘くないことは、あなたもわかっていますよね。
資格スクールや通信講座は増加傾向にあります。ところが中にはかなり低レベルのものもありますので、慎重に選ばなくてはなりません。一般的に知名度が高く、受講生数の多いところなら安心です。
国家資格、公的資格、民間資格。資格とひとくちに言っても、大きくはこの3つに分けられます。これらは試験の基準やどこが認定するものかの規定が全く異なります。

国家資格試験の中でも難易度の高さで群を抜く「司法試験」。弁護士、検事、裁判官など、いわゆる法曹界をめざす人には必須の資格ですが、その合格率は常時数パーセントで、難関中の難関と言えます。
公的資格試験の中でよく知られているものをあげてみると、簿記能力検定、情報処理能力検定、日本漢字能力検定、レタリング技能検定などがあります。
民間企業などが独自基準で認定する資格、それが「民間資格」です。一般的に国家資格や公的資格より低く位置づけられていますが、中には、シスアドや情報処理技術者、医療秘書やインテリアコーディネーターなど、資格取得が就業に直結したり、有利に働くようなものもあります。
人気のある資格といえば、「公務員」「公認会計士」「行政書士」「司法書士」「宅建」「ファイナンシャルプランナー」「MOT」「危険物取扱者」などでしょうか。

資格取得については充分な情報収集が必要です。資格試験の概要を正確に把握し、受験までの学習計画をきちんと立てて合格をめざしましょう。
あれもこれもと手当たり次第に資格取得に躍起になるのはいただけません。複数の資格を取るのであれば、自分にとってメリットの大きい資格を中心に、関連性のあるものを選択しましょう。
公務員として堅実な人生を送りたい。職場でステップアップを図りたい。就活に有利な条件を持ちたい。独立開業したい。など、様々な思いから「資格取得」を目指す人は今後も絶えることはないはずです。
資格取得にチャレンジしようとお考えのあなた。めざす資格を取得したあとはどうしたいのかをはっきりさせておくことがとても大切ですよ。