猫を飼う時には、トイレの位置を決めてやらなければなりません
家で猫を飼う場合、トイレの躾をすることは大事です。まずそれを置く場所なのですが、普段、猫やあるいは人々が生活している場所ではなく、違ったところにそうした方が良いでしょう。
まさにそんな場所が猫にとっては、安心できるようです。次にはトイレの位置を教え込む必要があります。そしてそれには、猫が用を足したがっている時をとらえると良いでしょう。
猫は排泄をしたくなると、うろうろとしたり、床を引っ掻いたり、むやみと匂いを嗅ぎ回ったり、といった落ち着かない行動を取り始めます。そうなった時、猫をトイレの置かれているところへ連れていって、用を足させるのです。
さらに、猫の排泄物などを脱脂綿につけておいて、それをトイレに置いておくと良いでしょう。すると、猫はそこを自分のトイレであると理解するようになります。またうまく用が足せたら、褒めてやったりすることでさらに効果は上がるでしょう。
あるいは、猫のトイレを移す場合もあるでしょう。その時には、それを少しずつ動かしていく必要があります。例えば1日に数10センチずつといったようにです。そうすれば、猫も安心して、それに慣れていくでしょう。
そしてまた、トイレの砂を突然、替えたりしても、猫はそれを使わなくなってしまいます。そうしたことで猫に不安を与えないようにするためには、1日に3分の1ずつ替えるなどして、慣らしていく必要があります。
しかしまた、猫が躾けられたように、そのトイレを使ってくれないケースも出てきます。それはトイレが汚れていることが多く、きれい好きな猫をそれから遠ざけてしまうからです。トイレは清潔であるよう気をつけていなければならないのです。
また、トイレを利用しないということでは泌尿器系の病気が原因である場合もあります。用を足し終えた後、その場でぐずぐずしているなどの行動が見られたら、その可能性もあります。年老いた猫などは関節炎が原因で、トイレの縁が跨げなかったりする場合もあります。
そしてもちろん、猫が病気にかかっていたら、すぐに病院へ連れていく必要があります。けれどもまた、普段からその健康管理に気をつけておきたいものです。それにはその排泄物などにも注意しておくことが大切です。
また、猫は何かしら驚かされるようなことがあると、衝撃を受けやすいものです。そして、それがトイレに入っているときであれば、そのために、そのトイレを使わなくなってしまうような場合もあります。
あるいはまた、叱られたことを猫が勘違いしてしまうようなこともあります。例えば、決められたトイレを使わなかったことを叱ったのに、猫は排泄行為そのものを禁じられたと思ってしまったりする場合があります。そんな時、猫は隠れて別のところで用を足すようになってしまったりします。
そうして、猫が外で排泄行為をするようになると、近所には迷惑がかかります。さらに、他の病気持ちの猫の尿や便によって、伝染病をうつされてしまうようなこともあるので、注意する必要があります。