地震に、どんなふうに水の確保・準備を考えて実行することか
大地震が明日起きても大丈夫なように、普段からきちんと水対策を立てておくことが本当に必要といえると思います。
現代の科学技術の水準では、きちんと地震の時期と規模を予知することは残念ながらまだまだ難しく、心の準備をして水を常備しておけと言われてもなかなかできないものです。
したがってかなりの方々は、震災にあってから初めて「しまった」と思い、水不足にうろたえることになってしまいます。
では、地震発生時に備えての対策として私たちは、どんなかたちで水を確保しかつ準備しておくべきなのでしょうか。
それは、上水道が使えなくなったときのことを考えて、あらかじめ、水をペットボトルで常備しておくのです。
火事になったり家屋が倒壊するのがこわいことは言うまでもないのですが、救助が来るまで持ちこたえることができるだけの水の確保も重要です。
ところで、あらかじめ準備すべきペットボトルの水は、想像以上にはるかに大量に必要となるということを知っているでしょうか。
被災者一人一人が、3日間は確実に生き延びるのに必要な、十分にたっぷりな水の準備が必要となるといえるのです。
人間は生きるのに一人1日3リットルの水を要するので、一家4人なら4(人)×3(リットル)×3(日)で36リットルの飲用水がどうしても必要なのです。
「備えあれば憂いなし」と昔から言われていることは、大地震のような自然災害に備えての水対策についてもいえることでしょうが、なかなか難しいです。
確かに、水さえ準備していれば、大地震の被害が「ゼロ」になるというわけではないというのは当然のことです。
ただ、水をしっかりと蓄えることを各人が普通に意識するようになれば、被災者が死亡するということはかなり少なくなるはずなのです。