失恋について


その人は高校の時の後輩


2021年の10月に10年ぶりに連絡した


ラインは知らないため

電話番号からCメールを送った


内容としては

高校の時同じ部活だったため

引退する際部活中の写真集をDVDにして彼女からもらっていた


そのDVDに、私が後輩達の前でギターの弾き語りをした写真があったため

その時の動画は残っていないだろうか?

と送った


10年、今まで一度も接触しなかった

そんな先輩の10年前のデータなんて

持っていないだろうと思っていた


1日経って

なんと動画が残っていたと返って来た


驚いた


思わず電話した


出た


まず思ったのは声が変わっていたこと

当たり前だが10年前より大人びていた

というより、彼女のお母様に声がそっくりだった

10年前にお会いしたことがあり

その時の記憶と一致したのだ


少し話をして

私が一人暮らしをしていることを言うと

彼女は彼氏と同棲していると言った


それを聞いた瞬間

そうだよな、そのくらい当たり前だよな

という諦めと、その彼氏が近くに居たらどうしようという

後ろめたさが押し寄せて来た


その後は、データをギガファイル便で送って欲しい旨を伝えて

切った


その切り際

1秒くらいの間の後

「フフっ」と彼女が笑った


切った後、ものすごく後悔した

もっと早く連絡すれば良かった

今までの恋愛も無駄だった

彼女こそが、私が一緒になるべき人だったんじゃないか

と直感で思った


その後、Cメールでやり取りをして

食事に誘ってみたが

二人きりでは無理だが

誰かが居れば大丈夫とのことだった


だが私は彼女だけでなく

他の同期や後輩との連絡を取っていなかったため

実現は不可能に近かった


それから

もう何もかも面倒になった

死のうと思った


彼女と接触したことでわかったことがもう一つある

それは、人にはそれぞれステージがあるということだ


例えて言うならタレントと一般人には雲泥の差がある

才能あるだけでなく人間性も一般人とはいい意味で違っている

簡単に言うと良い人が多い


彼女は、芸能人ではないが、今まで私が会って来た人の中で

1位、2位を争うくらい良い人だと感じた

メールの対応、会話の仕方

非常に丁寧だった


今までの私の人間関係は

私が相手のステージに合わせて仲良くして来たことばかりで

正直生きづらかった


ネガティブなことばかり言う人

自分の話ばかりする人

結局結果を残せてない人


そう、私はわざわざステージの低い人たちに合わせて生きて来てしまった

親もまた同じようにステージが違っていた

だから苦しかったのだと気づいた


そんな思いもあり、死のうと決意した

もう何もかもどうでも良いけど


最後に一目、彼女に会ってみたい


会って自分の直感が正しいのかどうか確かめたい


けど、多分無理だ


もうそんなエネルギーはない


きっと、彼女も結婚してしまうだろう


それで良い


幸せになって欲しい


ずっと大好きだった