予想を下回る売上高を計上し、厳しい内容の四半期決算を発表した Motorola だが、そうした悪いニュースの中にも、明るい兆しを見つけ出したようだ。同社は、Google の携帯電話機を提供する2番目のメーカーとなる計画だ。
Motorola の共同 CEO (最高経営責任者) を務める Sanjay Jha 氏は1月28日に行なわれたアナリストとの電話会見で、同社は今年、20機種のスマートフォンを新たに市場へ投入する計画で、その中には「Google とともに直販するデバイスが1つ」含まれることを明らかにした。
この言葉通りならば、家電製品販売店やワイヤレス事業者といった一般的な販売経路を通さずに、Google が直接消費者へ提供する2番目のスマートフォンとなる。
Google の広報担当者は、同社が Motorola 製携帯電話のリリースを計画していることは認めたが、詳細については明らかにしなかった。先月5日に Google が同社の携帯向けオペレーティング システム (OS)『Android』搭載携帯電話『Nexus One』をリリースした際、Jha 氏は Google 本社での発表に同席し、Motorola が Nexus One の新機種を対象に Google と協力していく計画を示していた。
Google がリリースした同社初の携帯電話 Nexus One は Android を搭載しており、ハードウェアは台湾の携帯電話メーカー HTC 製だ。ハードウェアの設計については非常に高い評価が与えられている一方で、ロックなしの端末が529ドルという価格設定や 3G サービス提供地域の少なさに加え、店頭で実物を見たり試したりできないことになどについて、不満の声も上がっている。
T-Mobile USA との2年契約モデル (価格179ドル) についても、消費者は現物を見ずに購入することにはどうやら乗り気ではないようだ。Nexus One は洗練された外観を持つものの、多数の Android 搭載携帯電話機の1機種でしかない。
モバイル市場調査会社 Flurry の調査結果によると、こうした問題点のいずれもが販売の足かせになっているという。同社によれば、Nexus One の発売後1週間の販売台数は2万台程度にとどまっている。これに対し、Apple の『iPhone』は、発売後1週間で160万人の新規ユーザーを獲得し、Android を搭載した Motorola 製『DROID』は、発売後1週間で25万台が売れている。