私は以前、派遣会社からとある中小企業に派遣され事務員として働いていたことがあります。その派遣の仕事はとても楽な仕事で、今でも印象的に記憶に刻まれています。
元々事務員の方がその企業にはひとりおられたのですが、産休に入られるとの事で期間限定でという事で派遣社員の私が仕事に就くこととなりました。私はそれまで他の企業で正社員として働いていましたが、資格の学校に通うことを決めたため、資格が取れたらその資格を生かした仕事をすると決めていました。ですから、この事務系の派遣の仕事は好都合でした。
派遣の仕事初日、事務書類の引き継ぎやら経理関連のものは細々としており、ちょっとややこしいものもあったので、正直慣れるかどうか不安でした。ただ、産休に入られる方から「締め日が過ぎたらラクチンだから」と聞かされていたので最初の忙しさは辛抱していました。
産休の方が無事にお休みに入り、自分ひとりで仕事を回すことになりちょっと心細いときもありましたが、少しずつ仕事に慣れてきました。1か月も経過するとやることはほぼ同じことの繰り返しだと分かりすっかり慣れてしまいました。日中は営業さんが出かけてしまうことが多くあり、来客もそれほどないので、事務所はほぼ私ひとりという状態。電話もならない日も多くありました。
上司からはやる仕事が片付いて暇になったら自由に過ごしてくれていいと言われていました。ですから、サッサと仕事を進めて空いた時間に資格の本を広げて勉強をしていました。これはひとり事務の特権かなと思いました。営業さんが忙しいと夕方まで私ひとり、ということもめずらしくなく、郵便物の受け取りや宅配便の手配、電話対応くらいであとはのんびりということも。
資格取得をめざしているという事は派遣先には一切伝えていないので、教科書類は引き出し下にこっそりとしまってあり、皆がいなくなるのを見計らって勉強をしていました。ひとり派遣事務のデメリットとしては、私以外に電話を取ったり来客応対する人材がいないので、トイレなどで席を外した瞬間に電話が鳴ったり郵便物が来たりとなるとちょっとあせってしまうこと。ただ、こういったことはごくたまにしかありませんでした。
派遣事務の仕事は、座り仕事であまり動かないこともあって、足がちょっとむくんでしまうのが難点でしたが、これほど他事に取り組める楽な派遣先はないのでは、と思ってしまいました。上司も優しく、時にお菓子の差し入れやとれたて野菜の分け前をくれたりすることもあり、とても嬉しかったですね。
試験近くになった時は、問題集をちょこちょこ解きながら仕事を進めていました。私のデスクが他の営業さんから離れた位置にあり、ほぼ人が来ないということもあったのでこの勉強は成り立っていたのかも知れません。ラッキーだったと思います。
小腹がすけば引き出しに常備してあるお菓子を食べ、のんびり仕事をして定時を待つ、というのがなんとも心地よい職場でした。
(楽な派遣の仕事体験談 30代女性)
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