レオック中佐さんが錦糸町フッドボール義勇軍のPodcastの第194回 『推薦図書その弐』で津村記久子 著「ディス・イズ・ザ・デイ」の魅力について話していました。

音源は下記リンクより19:25あたりから。
http://kfg.seesaa.net/article/461263268.html

(レオック中佐)では、次に。

(ライト曹長)あ、これはあれですね。この表紙の絵はJsportsの倉敷さんが大好きな内巻敦子さんの絵ですね。

(レオック中佐)そうです。foot!とかでおなじみのイラストレーターの方です。
 参謀長、先ほどおっしゃいましたよね。芥川賞、直木賞の作家さんがサッカーに寄せて本を書くのは難しいんじゃないかって。

(ライト曹長)えっ!

(レオック中佐)この著者の方。芥川賞作家です。

(オットナー参謀長、以下 参謀長)マジですか。

(一同)えーーー?

(ライト曹長)本当ですか?そういえば今ちょうど思い出しましたけど三茶のTSUTAYAでね、一人でユニフォームを着てボールもって十年前くらい又吉が歩いていましたよ。

(ロック総統)(笑)

(参謀長)又吉さんね。

(ライト曹長)あいつ悩むと一人で公園でサッカーをやったりしていたんですよ。

(参謀長)それで、津村さんという方の本ですね。

(レオック中佐)はい。著者は津村記久子さんという作家の方なんですけれど、タイトルが「ディス・イズ・ザ・デイ」。


(ライト曹長)「ディス・イズ・ザ・デイ」。

 

https://www.honyaclub.com/shop/g/g19250723/

 

 

 


(レオック中佐)日本語で言うと、「これは日です」。

(ロック総統)(笑)

(ライト曹長)もうちょっとあるんじゃない?こう、「なんて日だ!」とか言うやつなんでしょ?

(レオック中佐)そうそう、「今日がその日だ!」

(ロック総統)なるほど!意訳するとそういうことだな!

(ライト曹長)ちょっと受験勉強しすぎましたね(笑)。「今日がその日だ!」なんて書いたら受験勉強で言ったら△になっちゃいますもんね。

(レオック中佐)これ、小説です。

(参謀長)もうこれ、2ページ読んだだけでぐっと来ちゃいました僕は。

(ライト曹長)あ、そうですか!

(レオック中佐)一言で申し上げるなら、超エモい小説です!

(ライト曹長)エモい!

(ロック総統)エロい?

(レオック中佐)違います!

(ライト総長)エモーショナルな。

(レオック中佐)今若い方の間でエモいという言葉が頻繁に使われるんですけれど、個展で言うならば枕草子で「あはれ」。

(ライト曹長)あー、「あはれ」と一緒なんですね

(ロック総統)「もののあはれ」!なるほど!

(レオック中佐)そうです。

(ライト曹長)いとエモし、なんですね。

(レオック中佐)これはですね。朝日新聞で連載されていた小説なんです。

(参謀長)朝日新聞で連載していたんだ。

(レオック中佐)そこに加筆修正がされて、6月にこうして本として発売されたもので、サッカーの話です。

(白岳軍曹)二年くらい前に連載されてたんですよね。

(参謀長)これは大作ですよ総長!

(ライト曹長)え?パラっと見ただけでわかるの?なんで?速読術かなにか?

(参謀長)パッとみただけでわかりますもんこれ、これはなかなかのもんだと。

(ライト総長)あー、これ設定があるんだ!見開きの地図に全国の架空のクラブチームが!

(参謀長)これはなかなかの小説ですよ。読みたいな!

(ライト曹長)「ウミネーゼ栃木」はないんですか?(笑)

(ロック総統)「どげんとせんといかん宮崎」、はないんですか?(笑)

(レオック中佐)この方、もともと書いている小説はOLさん出てくる小説とか、どちらかというと、現代社会で仕事をしている人の悩みとか苦悩を描いている小説を書いていた人なんですけど。

(参謀長)芥川賞をとる方ですからね。

(レオック中佐)ところが今回、ご自身もいろいろなところでインタビューでお話されていますけれど、サッカーもお好きみたいで実際にJ2のクラブ等に取材を重ねて。
 これ、架空の舞台ですけれど、一応J2が舞台となっています。

(ライト曹長)お好きなんですね~。

(レオック中佐)で、先ほどの見開きのところに全国の地図があってクラブの名前が書いてありましたけれど、実在しないチームばかりなんですよ。

(参謀長)いきなり三鷹から始まるんだもん。

(レオック中佐)そうなんです。これが面白いのが、実在しないJ2が舞台とはなっていますが、そのチームの場所が三鷹だったり奈良だったり。

(参謀長)JFL感が満載ですね!

(レオック中佐)そうなんです。

(ライト曹長)通の心をついてくる感じだ!

(ロック総統)「松江04」って「松江シティ」じゃん!

(レオック中佐)実際にはJFLと地域リーグを舞台に選んでいて。

(参謀長)これでタイトルの意味も分かりますね。「ディス・イズ・ザ・デイ」。

(ロック総統)かっこいいな!「桜島ヴァルカン」って。「鹿児島ユナイテッド」を「桜島ヴァルカン」にしたんだ。

(ライト曹長)なんで、こんな芥川賞作家でサッカーファンに響くようなものを書いているにもかかわらず今まで僕らが知らなかったのかと。何なんですかね。

(参謀長)全然知らなかった。

(レオック中佐)違うんです。情報が本当に多すぎるんですよ!いろいろなものがあるじゃないですか。本も雑誌も、それ以外にも。

(参謀長)新聞で連載していたんだからだいぶ長い期間やっていたはずなのに。

(ライト曹長)僕ら界隈の人からしたら、この本ってクソエロいエロビデオじゃないですか!好み通りの!

(参謀長)「参謀長見てください!」みたいなね(笑)「普段参謀長が言っているようなことが!」みたいな。

(ライト曹長)これがおすすめリストにスマホで出てこないということが、まだグーグルも甘いね。

(参謀長)このおすすめポイントをお願い致します。

(レオック中佐)これは、言葉にするのも勿体ない!

(ロック総統)おおお!

(参謀長)批評家っぽいですね、今の。

(レオック中佐)先ほどの受験英語で言うならば、「beyond the description」。

(ライト曹長、参謀長)筆舌に尽くしがたい!

(ライト曹長)でも、できるだけ早くas soon as possible 言ってください。

(レオック中佐)著者の方がインタビューでお応えしているんですけれど、スポーツを見ることの魅力について語っていらっしゃって、「効率とかは度外視で、何かの当事者になって見るところから始める人たちの豊かさがスポーツを見ることにはあって、そこに楽しさがある」。

(ライト曹長)すごいな。五行でロック総統とかの素晴らしさをね、我々の語りつくてきたことをね。

(レオック中佐)そう、まさにロック総統がおっしゃっていることを、この方も言葉をかえておっしゃっていて。

(ライト曹長)この言葉に集約されている感じがすごいですよね。
総統先週なんて言っていましたっけ?「言語化できない」って、五年間やってるんですけれど。やっぱり芥川賞の作家さんはすごいですよね

(レオック中佐)「効率とかは度外視で、何かの当事者になって見るところから始める人たちの豊かさがスポーツを見ることにはあって、そこに楽しさがある」。

(ロック総統)こういうことを言いたいんだよ僕は(笑)

(ライト曹長)(笑)

(白岳軍曹)僕、この奈良編を新聞で読んだんですけれど、最初の何行かで想像させるんですよ。どういうサポーターでどういうチームを応援しているのかっていうのが、全然説明的ではないんですけれど、どんどんイマジネーションが膨らんでいくんです。

(ライト総長)阿久悠さんと一緒ですね。Bメロ行く前に全部描いちゃうから、心象風景から。バカな作詞家って青い空、白い海とか言っちゃうから(笑)

(白岳軍曹)そういうんじゃないんですよ。説明的ではなくて。多分、地域リーグとかを応援してる人じゃなくてもきっと下部リーグのサポーターってこうなんだろうな、凄く感じられる書き方をしている。

(ライト曹長)「ディス・イズ・ザ・デイ」。津村記久子さん。読みたい!

(レオック中佐)全国でそれぞれのチームを応援しているサポーター達の日常と、そこにスタジアムとか練習場とかのサッカーが一瞬だけ交差する時間、みたいなところを切り取って書いていらっしゃるんですけれど、これがサッカーを応援している人にとって、刺さる刺さる!

(ロック総統)なるほど!

(ライト曹長)ご自身もサッカーが好きで、当事者だから書けるってことなんでしょうね。

(レオック中佐)たまたまご自身がサッカーをお好きでテーマで選んでいるんですけれど、そうじゃなくても、サッカーを好きじゃなくても、わかる。日常の悩みとか葛藤とか、そういうものと向き合いながら興奮とか出会いとか意外性とか非日常性とかがスタジアムにはあって、そこから何かをどう感じるかというものが問いかけられているという。

(参謀長)ちゃんと読んでいないですけれど、チラ見しただけですけれど。まさに地域のカルチャーとフットボールのカルチャーを本当にうまく丁寧に表現していそうで。すぐ読みたいですね!これ。これはやられたっていうくらい読みたいですね。

(レオック中佐)これは日本全国のあらゆるサッカー好きにとって必読です!

 

 

 

 

今回の音源は下記リンクより19:25あたりから。
http://kfg.seesaa.net/article/461263268.html


 

推薦図書第1回のyoutube