10年近く大学受験予備校で進路指導員をやっていく中で、中堅やベテランの域になってくると、人によって進路に対するカラーが出てくるなと思ったのをよく覚えてます。
私が勝手にカテゴリとして名付けたのは、
「データ型」or「人間型」
「データ型」は、とにかく受験知識に長けてる。模試の結果から、受かるまでの道筋だてを組み立てて説明するのがめちゃくちゃ上手。〇〇大はこういう傾向だから模試の第〇問みたいな形式で点数取れないのは気にしなくて大丈夫。ただこの部分は頻出だから特に念入りに復習しといて。とか。出願校指導でも、この受験形式だと倍率このくらいで狙い目だし、日程的にもちょうどいいから出願しておいたら?とか。難関大志望の生徒からものすごく信頼されるタイプ。
それに対して「人間型」は、勉強通じて生活リズムを確立させたり、自己肯定感を上げる言葉がけに気を付けたり、
やりたいことを一緒に見つける姿勢を見せるとか、面談で親子関係の中立するとか、コミュニケーションや関係構築が得意なタイプ。
こう書くと学力下位層のように思われるけど、確かにそっちの方が数としては多いけど、一概にそうとも言えなかったりする。実力あるのに精神面や環境面でうまく出し切れていないできる子は意外といる。
もちろんどっちもあった方がよいのだけれど、どちらも秀でてすごい!って人は本当に稀だった印象。
そして私は、圧倒的に後者のタイプ。もちろん最低限のデータは扱えたと思うけど、データ部分追求型のタイプの家庭は正直やりづらかった。
そんな私が指導員時代読んでいた本を一部紹介します
教育関係の方は少しでも通ずるところがあるのではないかなと思うので、宜しければぜひ!