今現在、ある通信講座で、資格取得に向けて学習している方の質問メールの返信担当をしています。(※「シミズ」という名前ではありません。)


質問を見ていると、


「こんな所に気づくなんて、すごいな」


と思うことが、多々あります。


きちんと考えていないと、人は疑問を持たないですよね。


「この分野に関心があるんだな」「理解しようと一生懸命なんだな」と感じます。


そしてそれと同時に、

「あざとさが足りないな」とも思います。


試験には関係ないと思うのだけど、どうしてもここだけ気になってしまって・・・という前置きがあったり、

頻度があまり多くない場合は、そういうこともあるよね、くらいですが


広範囲、高頻度で質問されてくる方に対して、信頼関係を築きづらい文字のやり取りでこれを伝えるのはすごく難しいので、自分の中の言語化も兼ねて今回はブログで書いてみました。


***


学問を探求することと、資格取得は切り離して考えた方が、合格率はかなり上がるはずです。


通信講座の目的は「資格取得」。

すなわち、試験の合格です。


ちょっとここよくわかってないけど、テキストでも問題集でも取り扱ってないからいっか口笛

くらいで丁度いいんです。

しっかりわかっていないと本番に影響する部分であれば、一定レベルの質を備えた教材では丁寧に取り扱います。


そんないい加減な勉強したくない、と思った方もきっといると思います。

(私も過去に、試験ではこれ以上の深入りは不要ですよという旨で返信したところ、「学習意欲を削がれた」というお叱りを受けたことがあります。)


もしかしたら、その疑問に関した問題が出題されるかもしれません。その可能性はもちろん否定できません。


が!しかしです


その「かも」の1、2問のために費やす時間と、

過去問を分析した結果判明している頻出分野に繰り返し取り組む時間


どちらが合格に近づくかは、明白だと思うのです。


私は今質問を担当している講座の資格はもちろん持っていますが、その資格を活かした実務は行なっていません。試験対策はとても効率よくできたタイプだと思っています。


①資格を取得して、

②その後もその分野において勉強を続け、

③実務経験も積む


私は①で終わっている人間です。現場ではほぼ役に立ちません。


資格取得においてあざとさが足りない方は、②の素質があるのに、①ができないからスタートラインに立てません。純粋に、すごくもったいないですショボーン


①の人間の考え方を存分に利用してください。

踏み台にして、②や③に進む人間になってくださいと、切に思っています。


資格取得は、あざとくいきましょう!