あらすじ

信州の病院に勤務する医師、栗原一止は夏目漱石の影響で言葉使いが独特なために周りの人間からは変人扱いされています。しかし優秀な医者である一止は、同僚の砂山から「大学病院に行かないか?」と話を持ちかけられます。大学病院へ行くのか、今の病院で患者を診察し続けるのか。迷いながらも患者と向き合う一止でしたが…。



感想

とても文体がきれいな小説だと思いました。

主人公の栗原一止をはじめ登場人物たちが個性豊かで、魅力的です。

一止の患者の一人、安曇さんが語ったお話はユーモアたっぷりな上に豪快で面白かったです。

この作品は全体的にユーモア(滑稽味?)があって、楽しく読めました。中には悲しい場面や切ない事件もありますが、それを悲しいまま書かないところに救われます。

個人的に好きだった登場人物は、東西さん。仕事ができて、かっこいい女性だからです。(大食いなところも、また素敵)。


おわりに

私は純文学が苦手なので、夏目漱石

も『坊っちゃん』と『こころ』ぐらいしかちゃんと読んだことがないのですが、そんな私でも楽しく読めました。