あらすじ
両親を交通事故で亡くした稲葉夕士(ゆうし)は、親戚の家に居候していました。高校に入学して寮生活を送るはずが、夕士の入学直前に寮は全焼してしまいます。
親戚の家から出たい夕士は不動産屋に飛びこみますが、未成年のため、相手にされません。途方に暮れていると、子どもの声がして別の不動産屋を教えてくれました。お礼を言おうと顔を上げると、子どもの姿はありません。
その不動産屋のおじさんにあるアパートを紹介された夕士でしたが…。
感想
妖怪アパートの住人たちが、とにかく個性豊かで面白いです。
丁稚奉公中の秋音ちゃんは、夕士のお姉さん的存在であり、いとこの理恵子との対比にもなっています。
「くり」という名前の男の子が霊になったのには現代的な背景があり、くりといつも一緒にいる犬の「しろ」の優しさが心にしみます。
アパートの住人たちと心を通わせていくうちに、夕士が変わっていく姿が伝わってきて、読んでいて楽しかったです。
おわりに
この物語は全10巻のシリーズになっています。一冊ずつちゃんと完結するので、「10冊読むのはちょっとな…」と思う人にも安心です。
楽しく物語に引き込んでもらえます。