びっくりするようなタイトルですが(笑)、
私が日々思っていること。危惧していること。
活用できるサービスや社会資源があるにもかかわらず、動いちゃう人っていますよね。
目の前の利用者さんが困っていたら、すぐに何とかしてあげたいですよねー!?
でもでも、よく考えてみてください。相談支援専門員やケアマネジャーって
マネジメントするのが本来の役割(動き)です。支援チームを動かしてなんぼなんです。
「でもでもー!!そんなこと言ったって~」と言うそこのアナタ!!w
確かに、動かないといけない時もあります。
そんな時の判断基準としては、あの「3原則」を当てはめてみましょう。
・緊急性…緊急に動かないと利用者に身体的経済的損害が及ぶこと
・一時性…その時限りの支援であり、継続性のないもの。
・非代替性…代わりとなる方法がないこと。
そう!!「身体拘束の3原則」です!!
これに当てはめて考えると分かりやすいということに
4年くらい前に(笑)気づいたのです!!
これらに当てはめて考えると、例えば、
代わりとなる社会資源がなく、
相談支援専門員が継続的に動かないといけないもの。
となってくると、これはもう「地域の課題」ですよね。
地域の課題と考えられるものは(障害分野の場合は)、
各市町村にある(はずの)「自立支援協議会」に
報告して検討していかないといけません。
これこそ、ソーシャルワークの専門職である我々が果たすべき
“ソーシャルアクション”ではないでしょうか?
このあたりを意識して動かないと、私が一番恐れる“何でも屋”になってしまいます。
そんな“何でも屋”が「良く動いてくれる人」、と評価されていくとしたら、
その専門性自体が一般にも業界内にも認識されなくなっていきます。
私が大変危惧しているところでもあります。
「動く」のではなく、動いて「動かす」、社会に「働きかける」「創出する」ことが
ソーシャルワーカーの本来の役割なのです。この辺を意識して、本来の動きで動いていきましょう!