床前(しょうぜん) 月光を看る
疑うらくは是(これ) 地上の霜か
頭(こうべ)を挙げて 山月を望み
頭を低(た)れて 故鄕を思う
床前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷
李白の有名な詩『静夜思』。
月を見ていると遠くで離れて暮らす人も同じ月を
見ていると思う。あるいは、もう今はこの世にいない
懐かしい人や、時代の違う過去の人達もこの月を見た
のだと思う。
月には時空を超える気持ちにさせるものがあるように
思います。
月の写真を載せているブロガーさんの記事を見ると、
ああ、同じ月を愛でておられるのだと感慨深いです。
↓一昨日のスーパームーンは曇天で見られませんでしたが、
昨日の夜は美しい月が地上を照らしていました。
ちょうど定期試験で漢詩を勉強している中学生がいます。
「春眠暁をおぼえず」で有名な孟浩然の『春暁』、
「国破れて山河あり」で有名な杜甫の『春望』、
李白の『黄鶴楼にて孟浩然の広陵にゆくを送る』。
いずれも春の詩。
最近は『静夜思』を学校で扱っていないかもしれません。
今度、塾で教材として取り上げてみようと思います。
良学舎/ 豊四季駅前 学習塾 小学・中学・高校 柏 流山 おおたかの森 野田

