大河ドラマなどの時代劇を見ていると、野鳥の声の効果音が

使われています。

 

大河ドラマ『光る君へ』の中で、紫式部の弟が死ぬ場面の直前、

ホトトギスが背景で鳴いていました。この効果音、入れた担当

の方に意図をうかがってみたいなぁと思いますが、ホトトギス

と「死」という連想を視聴者に与える効果があるのかなぁと

深読みしてみました。

 

「鳴いて血を吐くホトトギス」という故事から正岡子規の俳号

がつけられたという話もありますが、ホトトギスは暗い印象です。

 

そもそも、ホトトギスには「死出の田長」という異名もあるそう

で、死の国と往来するという言い伝えもあったとか。

 

織田信長の妹のお市の方の辞世の歌

 

さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の

別れを誘ふ 郭公(ホトトギス)かな

 

ここでは、死の国を連想させるものとしてホトトギスが使われて

いると言われます。

 

夜の仕事をしている私は、夜の風景を眺めることが多いです。

今の時期の夜は、一年のうちでも、特に静かな夜です。

今にも雨が降りそうな曇天で星空は見えず、風もあまり吹かず、

秋とは違って虫の鳴き声も聞こえません。

 

こういう夜にホトトギスの声が響き渡ることがあれば、

寂しく、時に不気味に聞こえます。

 

「忍び音」という言葉で表現されるような静かな印象ではなく、

かなり大きな声ですから、少しドキッとさせられます。

 

もっとも、「ホトトギス鳴きつる方を・・」の和歌では、そういう

暗さはあまり感じられません。

 

 

 

↓以下のリンク先で、鳥について学べます。

 

「光る君へ」でバードウォッチング(1)約束の月|くますけ|自然ガイド・クリエイター

 

時代劇と鳥


お市の方 柴田勝家 辞世の句 意味 現代語訳 織田信長の妹