松尾芭蕉の俳句
象潟や 雨に西施が ねぶの花
秋田県の象潟(きさかた)は、湖に島々が浮かぶ景勝地でした。
『おくのほそ道』では「松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし」
と記されています。
その後、陸地化が進みましたが、幸い保全活動が行われたそうで、
田圃が広がる中に島々が残っているという景観になっています。
40年くらい前に行きましたが、芭蕉が訪れた時の湖が
広がっていた様子を想像することができました。
その象潟で、雨に打たれるねむの木の花に中国の歴史上の美女・
西施の悲しい物語を重ねて、芭蕉が作った俳句です。

