日経平均が最高値圏にある中、小売株は物価高で伸び悩み。対照的に、女性や若者向けの美容・健康、エンタメ関連株が堅調です。

 


日本経済新聞 2025年9月18日(木)19面 投資2 「スクランブル」

 

美容・健康銘柄にマネー

 女性に大きい賃上げの恩恵

【概要】

日経平均株価が最高値圏にある一方で、小売株は伸び悩んでいる。物価高の影響で賃上げが個人消費に十分波及せず、節約志向が強まっているためだ。春先には米国の高関税政策を背景に小売株が日本株を下支えしてきたが、足元ではその恩恵も薄れている。

ただし、美容・健康分野など、女性や若者向けの商品・サービスを展開する企業は堅調だ。女性の賃上げ率は男性を上回り、管理職登用や所得水準の改善が追い風になっている。女性は教養娯楽費や被服費などへの支出が多く、今後の消費拡大が期待される。

また、2025年度の最低賃金引き上げ(全国平均66円)は過去最大であり、賃上げ効果が消費を後押しする可能性もある。さらに「推し活」ブームを背景に、サンリオやソニーGなどエンタメ関連銘柄が脚光を浴びた。持続的な実質賃金の改善が見通せない中でも、消費余地の大きい分野の企業が日本株全体を下支えしそうだ。

 


【感想】

「欲しいものがあったら買う」という感覚は、正直あまり自分にはピンときません。でも、今後賃金が上がっていけば「ちょっと贅沢してみようかな」という気持ちが広がっていくのも自然な流れなのかもしれません。

記事中の図では youtori、MEG、パルグループHD、粧美堂、ドウシシャ、インターメスティ などが取り上げられていて、普段チェックしていなかった銘柄が多く、とても勉強になりました。

こういう銘柄が実際に動いているのを見ると、「まだまだ知らない成長株があるな」とリストを広げたくなります。

 

今日はちょうど MTG が52週高値を更新していて、やっぱりこのセクターは注目度が高いと実感しました。

小売株全体は弱い中でも、個別でしっかり上がる銘柄があるのは面白いですね。

今後も消費トレンドを意識しながら、こうした銘柄の勉強を続けていきたいと思います。

 

出典:日本経済新聞 2025年9月18日(木)19面 投資2 「スクランブル」

 

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