こんにちは、ドクターまこです。今日はこれからの季節に、とっても役立つ感染対策をお伝えしますね。新型コロナが流行して半年以上が経過し、多くの人が「マスク」「手洗い」「消毒」「密接・密集・密閉を避ける(3密対策)」といったことを耳にして、実践しているかと思います。いずれもとても大切ですが、果たしてそれだけでよいのでしょうか??

今回このブログを読んだ人だけに、ドクターまこが実践している秘密の対策をお伝えします。

前置きは終わりにして、ズバリ申し上げます! とってもとっても重要なのは、

きちんと栄養を摂っているのか?ということなんです!!しかも具体的に「何を」「どれだけの量を」摂取すべきなのか?がとても大切なんです。ただ、マスクしなさい、消毒しなさい、密を避けなさい、では全然ダメダメです!!その人の免疫力が高くなければ、病気は悪化してしまうからです。マスクと消毒をしっかりしていても、病気に勝てるとは到底思えません。そこで、以下の栄養素に注目してください。

 

1)マグネシウム  350mg

2)ビタミンD       2000IU

3)亜鉛        30mg

4)ビタミンC          3000mg

 

上記はいずれも1日量です。

まずマグネシウム。マグネシウムはなるべく「海藻、ナッツ、豆」といった食品から摂るようにします。

たとえば「納豆1パック」には 50mgのマグネシウムが含まれています。

さらに、炭酸水で「ゲロルシュタイナー」は500mL中に50mgのマグネシウムを含んでいます。このほか、サラダで海藻やナッツを取り入れてマグネシウムが不足しないように心がけます。

 

そしてビタミンD。日本人の9割が不足しているといわれるビタミンD。従来は骨の代謝に関わることしか取り上げられていませんでした。しかし、ビタミンDは、感染症、アレルギー(花粉症も)、がんにおいても予防効果があると考えられており、非常に注目すべき栄養素です。ビタミンDは「魚」や「キノコ類」からも摂取できますし、日光浴でも体内で合成される物質です。しかし、2000IU以上を摂取するためには食事や日光浴ではかなり難しいため、やはりここはサプリメントを用います。ビタミンDを摂取することでインフルエンザの予防効果が期待できたり、新型コロナウィルスでは重症化を抑える機序もすでに報告されており、ビタミンDの血中濃度が低下、欠乏している人は新型コロナ感染症が重症化する可能性があり、要注意です!

そして、摂取すべき量は、最低でも2000 IU を摂取するようにします。ただし、脂溶性ビタミンなので一応、過剰症に気を付けるとされており、より安全に投与するためには血中のビタミンD濃度を測定するのが望ましいです。当院では自費(税込 3000円で結果説明も含む)でビタミンD血中濃度を測定しておりますので、是非検討してみてください。

 

亜鉛は「牡蠣」などの貝類に含まれますが、一定量を常に摂取するにはやはりサプリメントで補充してください。

 

ビタミンCについては一気に3000mg摂取するのではなく、1日3~4回に分割して摂取しないと血中濃度を保つのが難しく、また胃痛、下痢などにつながることもあるので注意してくださいね。

 

いずれもサプリメントを用いる際には特に品質の高いものを選ぶことが大切です。もちろん、基礎疾患があり、治療中の方は、主治医ともよく相談してくださいね。

以上、感染防御ばかりに注目していちゃダメですというお話でした!