よくテレビで、大手食品会社やコンビニなどの新商品開発のシーンが流れる。商品開発部の社員が侃侃諤諤し、限られた予算の中で新メニュー考える。そして社長始め幹部の試食のシーンがある。
頭の中にはソロバン製の舌しかもっていない人たちが、神妙な顔で食べている。献上した社員は、額に汗を滲ませながらじっと見つめている。
「この唐揚げは3個に出来ないのかい」「おいしんだけど、なんかパンチがなあ」社長の一言は絶対で、社員は講釈もできず、「ハハ~ッ」という感じで引きさがる。
そしてまた、新しいベストな商品にむけてやり直す。それを何度か繰り返して、やっと社長のゴーサイン…感極まって泣く社員…
なんか違いませんか?
コンセプトの時は、魅力的な食材で生まれてきた夢のあるアイデアも、社長の顔がちらついてくるあたりから、あれあれおかしい方向に向かっていく。商品開発社員の気持ちは消費者から離れていく。
社長がいいものはいいものなのでしょうか?そんなに社長はマーチャンダイジング力に長け、日本人の平均的な舌を備え、判断できる能力を持っているのでしょうか?
個性のない商品が並び、コンビニ弁当が、世間からは低い地位でしかいない事実から考えれば、たいした能力は備わっていないのでしょう。
「しょうがない、コンビニ弁当でいっか」