【桂春蝶の蝶々発止。】SNSによる「集団リンチ全盛」時代…自分はそこまできれいな人間なのか? 何と…人間は有名人や立場ある人が転落してゆく様を快楽と感じる「脳内物質」を持っているそうです。それを教えてくれた方が最後に、次のように言いました。 「だからね春蝶さん。その脳内物質が、意外とこの世界を動かしているのですよ…」 何とも、ざわざわする話ですね(笑)。それを抑えることができるのが、理性や品格、節度なのでしょうか。セクハラ、パワハラ、不倫。立場ある人たちが毎日のようにテレビで血祭りにあげられ、ネットで最後の仕上げとばかりにシュレッダーにかけられます。 一昔前は、このネットによる「仕上げ」の部分がなかったので、世の中がまだ寛容でした。ミスしても再挑戦が可能な世間だったのです。今はSNSによる「集団リンチ全盛」の時代です。 私は一部の方々に問いたい。「ペンは剣よりも強し」と言うが、SNSという剣…いや、「大量破壊兵器」を所持している認識は持っていらっしゃいますか? あなた方はSNSで人を殺すことができるのです。あなたも私も、そこまできれいな人間なのでしょうか? 誰だってヘマしたことはあるはずです。 お酒、異性関係、お金、会社や学校での人間関係…。そりゃ、タレントだって人間だ、ありますよ。でもね、罪を憎んで人を憎まずと言うじゃありませんか? 先般、元TOKIOの山口達也さんが事件を起こしました。彼がしたことが罪であることは百も承知です。本人も他のメンバーも心の限りの謝罪だったでしょう。 事務所は契約解除。テレビやネットは毎日そのニュースです。この騒ぎを受け、福島じゃTOKIOのポスターを全部剥がす始末。あまりにも情がない。福島県がなぜそこまでやるのか…。 これはね、一部の人間がSNSで作り上げてきた「クレーマー社会」の成れの果てなんですよ。結局、行政は文句を言われるのが怖いんです。君子危うきに近寄らず、ですな。目の前に闇の世界が見えたら、考える間も無く撤収する! それが今の世の中なんです。 一方、ツイッターで「#今度は福島がTOKIOを応援」というワードが拡散されているのをご存じですか? 彼らが福島を応援してくれた事実は消えない、感謝も消えない。その思いに駆られた人たちが発信しているのです。 日本人全員が、一度胸に手をあてて考えた方がいい。自分たちはそこまできれいな人間なのか。仮に、そんなきれいな人がいたとしても、他者をそこまで追いつめていいのですか? それはきれいな人間のすることではないはずです。 われわれは昨今、例の「脳内物質」に負けすぎてはいませんか? 失望を希望に変えることができるのもまた、人の気持ち一つだと思います。SNSが欠かせなくなっている今だからこそ、個々人が他者に寛容でいたいものです。もちろん自戒も込めて。 ■桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。
私の故郷は福島
福島出身の梅沢富美男さんもTOKIOのノーギャラの福島応援ポスターがはがされたことに立腹している
私も 今回のことと関係ない良い業績まで無いものとするやり方は納得いかない❗
私はTOKIOと山口くんのこれからを応援する