産前産後から高齢期まで、幅広く女性の健康づくりに関わる

からだのセルフメンテナンスアドバイザーの理学療法士の杉山さおりです。

 

3月も半ばを過ぎ、もうすぐ年度の切り替わりですね。

ブログの更新が滞っていましたが、確定申告が終わり、少し時間に余裕が出来ました。

今年8月には、フリーランスとして活動し始めて10年目に入ります。

 

今年は、これからの活動について考えていく一年にしていきたいと思っています。

方向性を定めて、ブログでの発信もしていければと思います。

 

3/19~20の2日間、第36回日本助産学会学術大会@オンラインに参加しました。

事前に送付されたプログラム集と記念品。

 

昨年から、本格的に助産師さんや大学教員の理学療法士と共同研究を進めています。

基本的には、研究協力者なのですが、産前産後の身体のセルフケアの指導に関わらせて頂いている産婦人科での活動を研究の題材にして、産後の骨盤底筋トレーニングの実践や骨盤底を含むインナーユニットの機能に対するアプローチについて、研究が進んでいます。

 

今回の助産学会では、助産師さんが口述で、理学療法士がポスターで発表されました。

 

研究を通して、助産師さんのスキルアップを図るための助言・指導的な役割と、理学療法士としての身体のケアへの関わりの二つの側面が見えてきています。

助産師さんがスキルアップされることで、日々の助産業務の中で妊産婦さんへの関わりが変化することのメリットがあること、スキルアップのために理学療法士の視点が役に立つことが伺えています。

助産学会の中でも、身体機能面への助産師さんの関わりについての発表もいくつかあり、興味を持たれていることがわかります。

 

学会長からも、助産師が広くウィメンズヘルスに関わる中での多職種連携の必要性について、ご発言がありました。

 

長い歴史を持つ助産師さんと協働させて頂けるように、まだまだ研鑽が必要だと感じます。

 

36回を数える学術集会も、質疑応答の時間が30分もあり、活発にディスカッションされていた点、様々な団体によるシンポジウムやワークショップの開催など、規模も大きく、学会運営についても学ぶところが多くありました。

 

久し振りに2日間、ワクワクしながらいろいろな発表を伺いました。

対面だったら、名刺を持って質問させていただきたい発表も沢山ありました。

 

次回は、発表が出来るように、準備を進めていきたいと思います。

 

研究の機会を頂いている助産師さん、理学療法士、妊産婦さんに関わらせて頂いている産婦人科の皆さんへの感謝を込めて。