日本時間今朝、トランプ元大統領の応援演説がサウスカロライナ州で行われた。

 

 

日本は春風が吹いて暖かいが、当地の観衆はまだ冬服で寒そう、と言ってもトランプの熱い演説を聴けば暖かいだろう。

 

リブログした記事で書いたBig Tech訴訟を思い起こさせる出来事が最近あった。トランプにインタビューした若者の動画をYouTubeが削除したらしい。また、オリバー・ストーン監督の映画Ukraine on FireもYouTubeが削除したと話題になっている。これらの説明なきシャドーバン(シャドーな行為が説明しているけれども)は、かえって世界中に大宣伝することになる。

 

ツイッターが去年1月にアカウントを永久凍結したために作ることになった新たなプラットフォームTRUTH Socialはアメリカ国内では今月末までに本格始動するようだ。

 

上記の演説でもトランプが繰り返している「フェイクニュースメディア」の真実が、コロナパンデミック(もう旧型ウイルスだよね)とウクライナ危機でより明確に見えてきた私のような人々が世界中で増えている(と遅れて発見しただけかもしれない)と実感している。インターネットという人類史上最大の革命が世界中でどこに住んでいても一瞬で知ることができるようにするとともに頭の回転も速くし、知性の発達を促進した。フェイクニュースを見続けて、「あ、そういうことね」「うん、よくわかった」という平均的知能の持ち主たちが増えるとともに、ユーモアセンスとエンターテイナーの才能のある人々が世界中でフェイクニュースの中に真実を見出す情報発信・共有のゲームを日々気軽に楽しんでいる。

 

例えば今日見た動画の中に、ロシアの航空会社のパイロットが乗客に向かって「ウクライナ侵攻は犯罪だ」とロシア語と英語で表明し、拍手を浴びているのがあった。これを真に受けて本気になってロシアを非難しないのがフェイクニュース・ジェネレーションの人々で、真に受けたいのはごく少数のテロリスト支持者もしくは阿呆だけなのだ。ロシアは、ハリウッドの名優たちがこぞって学んだスタニスラフスキーを生んだ国で、演劇大国でもある。私は2009年にキエフに行く前に、キエフ出身の大ピアニスト、ウラジミール・ホロヴィッツの演奏曲を全曲聴いて、彼の人生を詳しく調べていた。若きホロヴィッツは、モスクワやサンクトペテルブルクに演奏旅行した際には、必ずバイオリニストのナタン・ミルシュタインと共に、演劇を見まくっていた。オペラやバレエでもわかるように、演劇と音楽は不可分で、同じ意味でウクライナとロシアも不可分なのに、下劣なネオナチテロリストを使ってそれを破壊することができると考えるのは気狂いだけだ。

 

そのテロリストたちがウクライナ軍の中に勝手に部隊を作って、ウクライナ人もロシア人も脅迫して支配しようとした痕跡を今日遅ればせながら見た。2014年にRTが報じた動画ニュースで、ドンバスのルガンスク地域で、Aidarという部隊が拷問施設を作って、捕らえた民間人に性的拷問を含む残虐行為をしていたことについてその年にアムネスティ・インターナショナルが報告書を発表した。

 

数日前からアメリカ、ロシア、中国の間で非難合戦を起こしたウクライナの生物・化学兵器研究所の証拠隠滅問題も、最近発覚したのではなく、何年も前から各国のインテリジェンスが把握していたのではないかと思う。去年問題になっていた武漢の感染症研究所の疑惑についても、中国がアメリカの研究所が疑わしいと指摘し続けていることについても、各国政府がバイオテロや化学テロを起こすわけがないと思わない人々にとって意味があるだけで、各研究所はそれらのテロを阻止するための研究をしていると考えるのが理にかなっている。そう考えれば、ウクライナのテロリストが内戦状態を利用してテロを企図していたことを暴露するために意図的に各国が非難合戦をしているとわかる。

 

生物兵器・化学兵器の研究所疑惑という陰謀論を見るたびに思い出すのは、1995年3月20日のサリン事件で、当時のオウム真理教の上九一色村のサティアンを毎日テレビでも新聞でも見続けていた日本人は、それを強烈な記憶として忘れられない人が多いと思う。オウム真理教は、サリンだけでなく、炭疽菌やボツリヌス菌などのテロも計画していた。オウム真理教はテロリスト団体以外の何物でもなく、世界中で日本の首都の地下鉄で無差別に民間人を殺傷した前代未聞のテロとして報じられ、その幹部がロシアに支部を作り信徒を集めていたことも今も覚えている人々が大勢いる。

 

そういう空虚な大量殺人をやって「ほら、俺たちを怖がれ!」と全人類を脅す電波狂の仲間が、サイバー拷問の加害者で、春になると気狂い気分がさらに舞い上がって、変態・残虐趣味を披露したくなるらしい。今まで1日たりとも、人の家庭を覗き見して喧嘩させ破壊するのをやめたことがないように、人の国も覗き見して内戦の種を蒔いて破壊し続けてきた。そしてそれを全部、やっていない人と国になすりつけてきた。卑しく劣っていることを自慢しながら。