昨日、バイデン政権が、ハバナ症候群(AHI)対策について覚書を発表した。

 

バイデン大統領が出した、国務長官、国防長官、司法長官、国土安全保障省長官、国家情報省長官、CIA長官への覚書で、AHI(Anomalous Health Incidents)「異常健康事件」(具体的な被害についてはリブログした記事のアンケート内容参照)対策の責任者の迅速な任命に関して、NSC(国家安全保障会議)のスタッフから全省庁間の調整役を選び、AHIにさらされる危険のある職務に関する指針を2月25日までに決めるという。

 

この内容からわかることは、ハバナ症候群が高出力のパルス波マイクロ波ビーム照射による被害であると結論づけた全米科学アカデミーの報告書に基づいて対策を立てるなら、それは当然国家安全保障の一部を成すということで、日本でもいわゆるテクノロジー犯罪の被害について、防衛省を中心とした国家安全保障問題として取り組まれなければならない。

 

この犯罪の焦点は、加害者が正体不明であることに尽きる。

 

電波が見えないことがその理由であり、コロナウイルスを「ばらまいた」犯人が今も不明である理由と同じである。「見えない」ことに固執する特殊な人々が加害者であることは間違いない。その隠せない特徴は、インターネット上のハッカー達が毎日、サイバー拷問の加害者と連携して示している。

 

Anomalous Health Incidentsは、Anomalous Hacking Incidentsと言い換えられる。ハバナ症候群というサイバー拷問は脳神経をハッキングする犯罪だから。見えない場所から、見えない電波で、脳神経とコンピューターシステムをハッキングして、異常極まりない加害者の病気を黙示するのが共通点で、だからこそ人工地震・人工気象、そして原因不明の異常事件を起こす犯人も同類でしかあり得ないことがわかる。

昨日は、2011年の地震と津波を「天罰だ」と言った政治家が死亡したが、そのような異常な発言を正常だと感じるのは「異常健康事件」の一種である。自分たちの犯罪を正当化するために、人間でない見えない存在がやったことにして、それをどんなに科学が発達した世界でも信じていろ、と日本人に向かって「未開のススメ」をしたがる人々は結構多い。その人々は墓場からさまよい出てきた幽霊が生きている人間にすがりついて、「ねえ、一緒に妖怪にならない?」と誘いかけるような邪気を放っている。もちろん、ごく普通のまともな人間は相手にしないので、それに逆恨みをして、サイバー拷問の加害者が四六時中やっている無言のほのめかしを繰り広げて、「ねえ、これ見て」「この数字の意味、何だと思う?」「こんな風に数字をいじったり、画面をいじったりしているの見ると、気持ち悪いだろ?」「この広告、汚らしいから嫌でしょう?」と、シャドーな自己顕示をしている。

 

彼らは本当に、お化けだと思われたいのだろう。子分は親分にいちいち報告して、

「こいつ、また俺がシャドーキャンセルしたって書きました」

「いいじゃないか、宣伝になって」

「そうっすね。シャドーキャンセルしたのに無視されるのもつまんないっすからね」

「でかしたな」

などという会話をしているのだろう。

 

それと比較するのは馬鹿馬鹿しいが、世界各国は今、史上最大のボリショイ劇場を演じている。昨日は、プーチン大統領が久しぶりに、記者会見でウクライナ問題に対する考えを示した。その内容も、アメリカとNATOが繰り広げている押し問答のセリフと大差なかった。RTニュースの記事で、このまま永遠に解決しないのではないか、という予測を見て、ロシア映画の長さを思い出した。トルストイの「戦争と平和」のように、ドストエフスキーの書く長い台詞のように、ロシア人は長時間の議論をものともしない。

 

だから、ウクライナ問題と言っても、主役(しかも悪役)はロシアなので、ロシアを相手に物事を解決するには、忍耐力と思考力が余計に求められ、長丁場になるのは当然かもしれない。チェスと同じで、特に忍耐力がないと、ロシアには勝てない。寒冷な真冬の今は、ロシア人の思考が最も怜悧に冴え渡っている。

 

今日、昨日ゼレンスキー大統領と会談したジョンソン首相が、プーチンと電話会談する予定になっているようだが、押し問答にしかならないのは目に見えている。昨日のラブロフ外相とブリンケン国務長官の電話会談も目新しい成果は何もなかった。

 

それでも、このボリショイ劇場の舞台でスポットライトを浴びて、台詞を発している登場人物たちに素直に耳を傾ければ、全員が戦争ではなく平和を望んでいることは明らかで、舞台裏で無言でその人々のツイートのいいねをキャンセルしたり、カルトナンバーに変えたりしている幽霊が戦争を望んでいることも黙示されている。