今年で回目となる「東京Node学園祭」に参加した、まとめ感想

振り返るとどうやら、第1回目の東京Node学園祭に参加してたようだ
そのときは、socket.ioの作者、Guillermo Rauchライブコーディング
強烈だったのを覚えている

今年も盛りだくさん
RoomAとBに分かれてのセッションだったため、
自分の聞いたセッションの中で気になったものを
以下、まとめと感想

1.ウェブ初心者が Electron でフロントエンド入門した話
@Linda_ppさんの発表

Electronをそろそろ触りたいなーと思っていたいので、非常にわかり易い解説で
大変勉強になりました
そもそものElectronが動く仕組みの話や、
初心者が陥り易いワナの解説もあって、
うなずくばかりでした

2.大規模Node.jsを支えるロードバランスとオートスケールの独自実装
@kidach1さんの発表

Node.jsで本格運用しようとおもったら、誰もがはまる道、
スケールさせるにはどのような構成にするべきか、という話

もちろん、この発表はオートスケールまで考慮してありますが、
自分が一番共感したのは、スケールするための設計のはなし

たぶん、どこも同じ結論に達するのではないかと思ってます

基本的に、リアルタイム通信(Websocket)を使うところは
振り分けサーバから、同じルームに入る人は
同じプロセス(同じメモリ空間)に割当てしまうのが
最終的には妥当(楽!)、というかんじ

過去に携わったプロジェクト(今も運用中だけど)ではPub/Subをつかって違うプロセスにいっても
問題にないようにしていましたが、
そもそも振り分けサーバでユーザを振り分けしていたので
同じプロセスかどうかまでみて、振り分けてしまえばよかった
(Pub/Subをつかわなくてもすむので)

オートスケールの話とか、FRPの話とかは、自分にとっては
わりとおまけ的に感じました
(オートスケールの話だったら、セッション数によって増減する
 サーバの数とか可視化してくれたらわかり易くて面白かったと思います)

3.Node.jsでのゲームサーバ開発 愛すべきバッドノウハウ3選
@qsonaさんの発表

身内の発表でしたが(事業部が違うので内容は楽しみました)
Nodeあるあるって感じの話でした

asyncまわりのコーディングルールは、過去に携わったプロジェクトでも
悩んだ結果、一定の書き方に落ち着いたという経緯があったので
ふむふむ、といった感想

uncaught exceptionをどうするってはなしも
プロジェクトの最初でルール決めしました

domainをつかって握りつぶす話も当然ありましたが、
結論、バグの検知が遅れる、という理由で
そのまま、想定しないエラーが起こると
プロセスが死ぬつくりに(遅くともステージングで気付くでしょってはなし)

テストが必須のプロジェクトだったので、
そんな大変な事にはならなかった、というのが救いどころ

※資料はまだ公開されていません(11/9時点)

4.フロントエンドに秩序を取り戻す方法 ~はてなブログ編集画面をリニューアルするためにやったこと~
@amagitakayosiさんの発表

これは、きいているのが、めっちゃおもしろかった

率直におもった感想が、はてなのブログの開発ですら
混沌としたファイルがあるということ(1ファイル5524行!)に
桃源郷はないんだ!
思ってしまいました

秩序はどこのプロジェクトでも求められるものなんだなと

このあたり(秩序を失う事)は、散々過去の経験から学んだので、
最初に全力ださないとな!と再度おもったところです

この発表で参考にしたいな、と思ったのは
技術選定するときの理由のところ

もろもろ要件があるところですが、
重視したのは、一旦決めた技術のもう一度移行するときのコストを
考慮している点

要件ばかりに目がいきがちですが、
この考え方には、はっとさせられました

自由過ぎるものを除外してたのも、自分としては好感がもてました!

5.unassert: JavaScript でも契約による設計で堅牢なプログラミングを行う
@t_wadaさんの発表

powera-assertにつづき、unassertという
優れものライブラリの紹介!

とにかく、つかえってかんじです

6.CyberAgentゲーム事業Node.js編
弊社グループの石川くんのスポンサーLTの発表

弊社でもNode.jsをこんな風につかってきました、という事例
よく考えると、
Node.jsとMySQLという組み合わせも珍しいかも
それなりにMySQLとの連携は問題なく動いてます

スポンサーセッションは
Kaizenさんの子連れLTからはじまり
dwangoさんの○○事業はじめます、のぶっちゃけトークがあったり
思いのほか楽しめました

東京Node学園という名前も
ぐぐったときに
もしかして"東京Node学園?"とでてきてほしい
というおもいからつけた、という、やっぱりね、という話も聞けました

自分自身、実は、Node.jsでプログラミングしてないですが、
まる1日たのしめたNode学園祭でした

来年も参加するぞ!