Best Friend In The Full moon
僕には、13年来の付き合いの親友がいる。
苦楽を共にした時期もあり
僕にとっては掛替えの無い唯一無二の存在だ。
彼とは、本当によく六本木で遊んだが
不思議な事に彼と遊ぶ夜は、満月の夜が多かった。
酔って、ふと六本木の空を見上げるといつも満月が光っているのだ。
彼は、明るく誰からも愛され、才能にあふれ、優秀な経営者でもある。
そして、女性にすこぶるモテる男だ。きっと僕の次くらいだろう、笑。
僕たちの付き合いは長いが、星の数程の美女たちが代わる代わる
僕たちの仲を、いつも引き裂いていった。
しかし、しばらくすると必ず僕のところに戻ってくるのだ。
ただ、今回ばかりは、待てど暮らせど戻ってこない。
きっと、もう戻って来ないだろう。
そう、長い放浪?豪遊?の末、遂に一番光輝く真実の愛を見付けて
しまったのだ。僕も見付けなくては、笑。
彼女は、彼より一回り程離れた、お茶目な美人で
とてもチャーミングな女性だ。
明日、二人の結婚式が開かれる。
長い間、六本木の夜を遊び倒した独身の親友を失う事は、少し寂しいが
二人が辿り着いた、その楽園がずっとずっと幸せなものである事を
期待したい。
そして、その幸せの為の応援は、何でもするつもりだ。
友よ、本当におめでとう。