貧乏になってよかった | グッドムーンのブログ

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今からもう20年以上も前になるでしょうか、自分の実力(そんなものないのに)を試したくて、高収入を得たくて、安定した職場から、フルコミッション(出来高払い)の外資系保険会社で個人事業主になった私は、約3年で限界を迎え、心身共に疲労困ぱい状態だった私は、後先を考えずその仕事を辞めてしまいました。

その後、「自分にとって天職とはなんだろう?」「したい仕事とは?」と考えるも答えが出ず、貯金は一気に減り、生活できない寸前まで行きました。

その時、ある人から紹介してもらったのが、日雇い労働の仕事です。

交通費は自前、賃金は親方に搾取される(ピンハネ)、雨が降れば仕事はない、親方に気にいられなければ、「明日から来なくていいよ」と言われる

相当堪えました

それでも家族が食べて行くためにはやるしかありません

そんな姿を中学2年生になった息子は、「うちは今、大変なんだなぁ」と感じていたのかもしれません

それまでの私の家庭は裕福ではありませんが、ごく一般的な暮らしをしていたと思います。

1人息子は、私の両親と妻の両親からもお小遣いをもらい甘やかされて育ってしまいました。

その頃息子は野球⚾️に夢中になっており、クラブ活動を楽しんでいました。

そんなある日大切に使っていたバットが折れてしまい、落ち込んでいました。

息子は私に言い出せずにいました。

「俺はバットも買ってやれないのか」

情けなくなりました。

数千円のバットを買うお金もなく、私は少し離れたところに住んでいた父親に頼み借りることにしました。(親父は黙って出してくれました)

2人でスポーツショップに行き、息子はバットを選び始めました。
欲しいバットはある、だけど高いと出せないかもしれない、このバットは安いけど使いづらい、どうしよう?と悩んでいる姿がありました。

「大丈夫‼️じぃーじに○○円貰ったから買えるよ」と言うと嬉しそうに
「じゃあ、これ」と差し出してきました。
お釣りはほとんどありません
帰ろうとした時、私は布状のバットケース(収納ケース)が無いことに気づき、「あっこれもいるよな」とレジにバットと一緒に差し出したのです。

その時、息子の顔が涙でぐしゃぐしゃになり、私に向かって
「ありがとうございます、ありがとうございます😭」と何度も何度も頭を下げて来たのです。

欲しいんだけど、とてもじゃないけど言えないという心境だったのでしょう

私はしばらく茫然として息子を見ていました。

もちろん私も泣いています

その時思ったのでした

「貧乏になってよかった」

・・・・・

私はこれらの言葉が好きです

「借金は財産のうち」
「お金は足りないくらいがちょうどいい」
「2本足の人間が4本足のお金(お札)💴を追いかけても追いつかない、逃げて行く」(笑)