■『日々の祈り』から
(五井昌久著、高橋英雄編)白光出版
「魂の声に耳を傾けよ」
習慣性というものが一番恐しい。一つ一つの事柄はなんでもなさそうで、それが積み重なると、もう抜きさしならぬ業(カルマ)となって、自己の自由性を奪い去ってゆく。
業生の想念行為の中から一歩も進歩せず、一生を終わってしまえば、その生活がたとえ金銭に何不自由ない一生であっても、病苦を味わったことのない生活であったとしても、そうした幸福感は真実のものではない。
なぜかというと、人間の生活はこの一生だけではないからだ。死んでからの、いわゆるあの世(幽界、霊界)の生活もあれば、再び肉体界に生れてくる再生の生活もある。
少し進んだ人はこの世だけの生活の享楽では満足せず、その一つの底の生命の流れ、魂の声に耳を傾け、そうした精神界の生活を求めるのである。
感想・・・・私のブログを読んでくださっている人は少なくともこの世的な幸せだけに決して満足していない人たちだと思います(笑)
肉体界だけではない、なにか他の世界がある、ほんとうの自分は「ここ(肉体界)にはいない」と直感でわかっている人たちです。これから人間は霊的に目覚めていきます。
霊能力が現われてくる、という意味ではありません。「自分が何者で」「どこから来て、どこへ行くのか?」「何のために地球に天下っているのか?」がハッキリとわかってゆくということです。
魂の声を聴くためには、真理の指南書が必要です。
私は『神と人間』五井昌久著、その他著書が最適だと思います。